子育ては挫折して当たり前
またよみ協会の たけだ です。
写真は、上の子が何やっても泣き止まず、途方に暮れて撮った思い出の一枚です。
自分がまさか事故にあうとは!
自分がまさかこんな大病を患うとは!
まさか我が家が火事になるとは!
泥棒に入られるとは!
大変なことが起こると、人はよく『まさか自分が!?』と言いますね。でも、誰にでもその可能性はあるはず。大概の人は『自分だけは大丈夫。』という考えのもとに暮らしています。
だって、全ての悪い可能性を恐れていたら生きていられませんもんね。外は危ないからと家に引きこもったって、飛行機や隕石が落ちてくる可能性もゼロでは無い。
だから、人間にはこういう『自分だけは大丈夫!』という思考が、程度の違いこそあれ備わっています。生きていくために。
そして、『出産』『子育て』という、希望と期待に満ちたこととなると、
テレビやSNSでスーパーキッズを見て『うちの子もこんな風になったら…』と憧れて、習い事はアレとコレとコレをさせよう!とか、
幼児教育こそ大切だから、幼児教室に通わせて、体操教室やスイミングにも通わせて、家でも知育玩具で良い関わりを沢山してあげて、
悪いことをした時は、怒るんじゃなくて叱る。低い声で、ダメだとわかるようにゆっくりしっかり理由を説明すれば、必ずやめてくれる。
子どもが寝ている間に家事や作り置きは終わらせて、起きてる時は思いっきり関わってあげよう!愛情を伝えてあげよう!
睡眠も、この本の通りにすれば大丈夫!
好き嫌いだって、離乳食からしっかりいろんなことに気をつけて作ってあげれば、何でも食べる子になる!
それ、全部うまくいきませんよ╰(*´︶`*)╯♡
先輩パパママは、みんな首ブンブン振り回して同意してると思います。
子育てを『うまくやろう』
とすること自体が間違いのもと。
子育ては、『スマートに』『カッコよく』『おしゃれに』『余裕で』いつも微笑みをたたえながら出来るような生易しいものではありません。
泥臭く、喜怒哀楽にまみれた、終わりなき修行!!!笑
『思ったように行かない』=『子育て失敗』ではなく、
『思ったように行かない』=『あたりまえ』
なんです。これが、マタニティ期に伝えておきたい大切なことのひとつ。
大人だけの生活や仕事なら、効率的に結果を出していく事や、今が頑張り時!!と一点集中で120%の力を出して乗り切ることもできる。頑張って早めに終わらせて、5分の休憩を作る事だってできる。時間や力の配分をコントロール出来るんですよ。自分の働きかけや努力に対する、周りの反応や結果も、想像の範囲内であることも多い。想定外!の割合は少ない。白紙に戻してやり直すことだってできる。
子育ては、この真逆と思ったら良いです。
効率的にやろうと思った瞬間、崩れ出す!それが続くと精神も崩壊する。
根っからの仕事人間、効率主義者、せっかちの見本、人生2倍速、ショートスリーパーの私が言うから間違いない。子育てでは、効率は捨てた方が、長い目で見たら逆に効率的。
『またよみ協会』の役割は、上記の件について、修行が始まる前に知っておいてもらうことと、
『うまく行かなくて当たり前だからそれで良い』だけで終わらせて、ひたすらパパママが苦しみ続けて我慢する事を押し付けるのではなく、
『じゃあどうすれば?』という具体的な方法と考え方を伝えること。
『こんなはずじゃなかった!』『もっとうまくやれるはずだったのに!』『子育てイチからやり直したい!!』
そんな叫びをゼロにするために、活動していきます。