たばこの裏話〜1本目、構想〜
「たばこ」のMVが300回再生を超えたので、
せっかくならば裏話的な話を
してみようってことで
ここを使ってみます。
はじめは、このMVの構想について。
「たばこ」のMVを作りたいなぁ
と思ったのは、まだ大学在学中、
2年前の夏ごろのことでした。
ちょうど舞台「大罪」が終わり、
音楽家としての日常に戻り始めていた頃。
当時ライブでは欠かさずと言っていいほど、
頻繁に歌っていた「たばこ」
これをもっと知ってもらうことが
これからの活動を支えてくれるものだと
信じていました。
そこでこのことを
映像クリエイター「猫舌だけど知覚過敏。」
に相談。
彼も当時相当忙しかったはずだが、
仕事を引き受けてくれて
僕の脚本をコンテに上げてくれました。
この構想段階の脚本及びコンテは
完成したものとかなり違います。
最初は、僕はMVに出る気ありませんでした。
男女の日常とそこから急に消える幸福。
これを表現したかった。
「たばこ」という楽曲は、
それ自体が一つの物語を持っていて、
他の意思が介入しにくい。
そんな世界観になっています。
だからこそ、
このMVは映画である必要があった。
一つの世界である必要があったのです。
そしてこの後、様々な事情で
撮影へのクランクインが遅れて、
この撮影は1年後の冬になるのです。
【続く】