夢のために生きる
歌だけで生きていきたいと思った
歌だけでお金は稼げなかった
だからせめて
タレント的なことで食べていこうと思った
でもそこに需要はなかった
需要は自分で作り出すもの
わかっていた
片田舎でそれを仕事にするには
何もかも難しすぎることもわかった
集団とは難しいもので
協調性がなければすぐに人を
「いじられ役」というポジションに
カテゴライズする
それはその本人が秀でたものなく
ただただ容姿や性格に欠陥を見つけ
人のなかで笑い物にし
集団の人間関係を円滑にするもの
テレビの中では望んでやっていること
でも現実の世界の中では
決して本人は望んでいないことが
往往にしてあるもので
そんな生き方が嫌で
歌をやっていたはずなのに
今やそんな生き方を喜んでやって
一生懸命にやっていたことは
自信を持てずに手持ち無沙汰
僕はなにになりたかったんだろう