■いわゆる日本の魔法少女アニメというのはどの作品が起源でどういう系譜なのか?【ゆるまとめ】
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<ワルプルギスの廻天>』が予定されているまどマギ
筆者は「まどマギ」を高く評価しているのですが
元ネタの魔法少女アニメはそれほど見れてはいません
ということで、日本の魔法少女アニメはどういう系譜があるのか
調べて軽くまとめてみました!
■いわゆる日本の魔法少女アニメというのはどの作品が起源といえる?
日本の「魔法少女アニメ」の起源として一般的に認識されている作品は…
1966年に放送された『魔法使いサリー』ではないでしょうか
この作品は、魔法少女ジャンルのパイオニアとして広く認められており、
少女が魔法の力を使ってさまざまな問題を解決するという設定を確立しました。
魔法少女アニメの起源的作品
1. 『魔法使いサリー』(1966年)
概要: この作品は、魔法の国のプリンセスであるサリーが人間界にやって来て、友達と一緒に生活しながら魔法で人助けをする物語です。日本初の魔法少女アニメとされ、少女向けテレビアニメとして大ヒットしました。
影響: 『魔法使いサリー』は、その後の魔法少女アニメのフォーマットに大きな影響を与えました。特に「魔法で日常の問題を解決する少女」という基本的な設定が、後の魔法少女作品に引き継がれています。
横山光輝氏の漫画が原作ということになるので、横山光輝の評価爆上がりですね!
2. 『ひみつのアッコちゃん』(1969年)
概要: 赤塚不二夫による漫画を原作としたアニメで、主人公アッコちゃんが魔法のコンパクトを使ってさまざまな姿に変身し、問題を解決する物語です。この作品は「変身する魔法少女」という要素を強調し、後の魔法少女アニメにおいて重要な役割を果たしました。
影響: 魔法のアイテムを使った変身という概念は、後の作品でも頻繁に用いられました。
これらの作品を起源に、魔法少女アニメは1970年代から1980年代にかけて成長し、さらに1990年代には『美少女戦士セーラームーン』のような変身ヒロインものが爆発的な人気を博し、魔法少女ジャンルの新たな方向性を確立しました。
その後、2000年代以降には『魔法少女まどか☆マギカ』のような、従来の魔法少女作品の枠を超えたダークなテーマを持つ作品も登場し、ジャンルの多様化が進んでいます。
続いてその派生作品を紹介していきたいと思います。
■70年~90年代までの魔法少女アニメの紹介
1970年代から1990年代の魔法少女アニメは、時代ごとに変身や魔法の要素を中心に様々な変化を遂げてきました。この時期の代表的な魔法少女アニメを紹介します。
1970年代
1. 『魔法のマコちゃん』(1970年)
概要: 人魚の国の王女・マコが人間界に憧れ、魔法で足を得て人間世界で生活を始める物語です。『魔法使いサリー』に続く魔法少女アニメで、魔法を使った成長物語が描かれます。
特徴: 人魚姫という伝説を基にしたストーリーで、魔法少女アニメにファンタジー要素を追加しました。
2. 『魔女っ子メグちゃん』(1974年)
概要: 魔女の国の王位継承者であるメグが人間界で修行しながら成長していくストーリー。サリーやアッコちゃんとは異なり、奔放でエネルギッシュなキャラクター像が特徴です。
特徴: 恋愛や感情の複雑さも描かれ、やや大人びた魔法少女アニメ。
3. 『花の子ルンルン』(1979年)
概要: 花の精であるルンルンが「幸せの花」を探す旅をする物語。冒険を通して他者との交流や成長が描かれます。
特徴: 魔法よりも「心の成長」や「旅」がテーマとなり、優しい作風が特徴。
1980年代
4. 『魔法少女ララベル』(1980年)
概要: 魔法の国から悪人に連れ去られたララベルが、人間界で生活しながら魔法を使って事件を解決していく物語。魔法の力で困難を解決する従来の魔法少女フォーマットを継承しています。
特徴: 伝統的な「魔法で問題を解決する」展開が続きます。
5. 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)
概要: 主人公のミンキーモモは、夢の国「フェナリナーサ」の王女で、人間界に夢や希望を取り戻すためにやって来ます。彼女は魔法の力を使ってさまざまな職業やキャラクターに変身し、人々の問題を解決していきます。
特徴: ミンキーモモは、他の魔法少女アニメに見られる「変身して問題を解決する」フォーマットを採用しつつも、物語に込められたテーマやトーンは時に深刻で、観客の感情に訴えかけるものがありました。
6. 『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)
概要: 普通の少女が魔法の力でトップアイドルに変身するという設定が特徴の作品。アイドルと魔法少女の要素が融合した初の作品です。
特徴: 主人公がアイドルに変身するという斬新なアイデアが当時の視聴者に新鮮で、アニメファンやアイドルファンを魅了しました。
7. 『魔法のスターマジカルエミ』(1985年)
概要: マジシャンを夢見る少女が魔法の力でプロのマジシャンとして活躍する物語。少女の成長や夢を追い求める姿が描かれます。
特徴: マジックを題材にした作品で、変身要素とエンターテイメントの融合がユニークです。
8. 『魔法のアイドルパステルユーミ』(1986年)
概要: 絵が得意なユーミが、魔法の筆を使って描いた絵を現実にする魔法を得るという設定。彼女の創造力が物語の中心に据えられています。
特徴: 創造力と想像力をテーマにした珍しい魔法少女アニメ。
1990年代
9. 『美少女戦士セーラームーン』(1992年)
概要: 平凡な中学生・月野うさぎが「セーラー戦士」として目覚め、仲間たちと共に地球の平和を守るために戦う物語。魔法少女と変身ヒロインを融合した斬新な作品です。
特徴: 変身シーンやバトル要素、恋愛、友情など多くの要素が詰まっており、世界的な人気を博した代表作です。
10. 『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1994年)
概要: 愛を司る天使の力を持った少女たちが、「ウェディングコスチューム」に変身して悪と戦う物語。セーラームーンに似たフォーマットですが、恋愛や結婚がテーマ。
特徴: 愛や結婚というテーマを強調し、女性らしさを強調したデザインとストーリーが特徴です。
11. 『カードキャプターさくら』(1998年)
概要: 主人公・木之本桜が魔法のカード「クロウカード」を集めるため、魔法少女として活躍する物語。友情や日常生活と魔法がバランス良く描かれ、様々な層から高評価を受けました。
特徴: 精緻な作画、洗練されたキャラクターデザイン、豊かな感情表現が人気を博し、魔法少女アニメの新たなスタンダードとなりました。
この時代の魔法少女アニメの進化
1970年代: 伝統的な魔法少女のフォーマットを確立し、家庭向けのアニメとして成長。
1980年代: 魔法少女が変身してアイドルやエンターテイナーになるという新しい要素が加わり、ジャンルが多様化。
1990年代: 『美少女戦士セーラームーン』により、戦闘やチームプレイ要素が強化され、アクション要素が取り入れられることで、世界的な人気を得るジャンルに成長。
これらの作品が、日本の魔法少女アニメの歴史において重要な役割を果たし、現在の魔法少女アニメにも影響を与えています。
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