SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL 一問一答(35)花酵母
【問題】花酵母を分離したのは?
【正解】Professor Hisayasu Nakata
花酵母とは?
昨日紹介したきょうかい酵母以外にも酵母はたくさん存在します。各都道府県の醸造試験場や工業技術センター、蔵元、大学などで活発に育成が行われています。
多くの酵母は日本酒の酒母や醪から分離されますが、自然界の花から酵母を分離する手法を確立した人がいました。
旧・東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室の中田久保教授です。ナカタ・ヒサヤスさんと読みます。
今までに、桜やコスモス、ナデシコ、いちごなど約30種の花酵母が生み出されました。花酵母を使ったからといって、日本酒にその花の香りがすることはありませんが、既存の酵母にはない新たな香味を生む可能性を秘めていることから今も研究が続いています。
茨城県の来福酒造では、花酵母を使った清酒が多く造られています。
ふむふむこんなのあるんだ…どんな味になるのか気になりますね。
人名漢字の読み方要チェック!
この中田久保教授。
選択問題ならなんとか選べるけど漢字で書けと言われたら無理だし、そもそも字面で覚えてるからローマ字にできないよー・・・となってしまいますので、人名を含めて漢字の読み方はおろそかにせず、少しでも怪しいと思ったら必ず読みを調べましょう。
出てくる単語
花酵母 hana-kobo
(酵母を)分離する extract, derive
中田久保教授 Professor Hisayasu Nakata
おわりに
花とついているだけで購買意欲がアップする気がします。
実際に花の香りがしないといっても、勝手に脳みそがその花の要素を酒の香りに探してしまいそうですね。
明日もまた一問アップします!