鍵の抜き差しをよくする意外な方法!!
どうも元鍵屋の「またたび」です。
今回も鍵の話から一つお役立ち情報を話していこうかと思います。
家の鍵でも、鍵なら何でも良いのですが、鍵の抜き差しや回すと何か引っかかる・または抜けずらい、差しにくいといった事って新しい鍵にはあまり見られませんが、古い鍵だと、そんな事ってあったりしますよね。
間違った認識
こういった場合に普通の方だと、鍵やシリンダー内部にCRCやグリスを吹きかけるといった行為に及ぶと思うのですが、正直それはあまりやってはいけないんですよね!
確かに、そうする事によって抜きにくいといったことは一時的には改善されると思います。
ただ、長い年月をみていくとシリンダー内部に残った油分に埃や汚れ、虫などが付着し、固まっていきます。
(この状態はすぐにおきる訳ではないです)
酷くなると、鍵が奥まで入らずに開かない、または引っ掛かるという事が起きてきます。
こういった現象で呼ばれる事も度々ありました。
CRCやグリスを使用する場合
もし、CRCやグリスを使用する際は鍵全体(持つ方)に吹きかけ、ティシュで完全に拭き取ってから使用すると良いでしょう。
(完全に拭き取っても溝に多少の油分は残るので・・・)
また鍵メーカーが出している専門のものを使うのがよいと思います。
あまり知られていない対処法
それはサムネイルの画像のように、鍵の溝に鉛筆で塗るような感じで溝全体的に塗ってみましょう!
多少芯を削り落とすような感じで芯の粉を溝に馴染ませるようなイメージ。
そして、何度かシリンダーに挿入し、抜き差ししてみて下さい。
たったこれだけです。
こうする事によってシリンダー内部に汚れが付着する事を軽減できます。
ポイント
鉛筆の成分である黒鉛が潤滑剤の役割をしてくれるのです。
なるべく濃い色の鉛筆が良いですね。
私も現役時代にはシリンダー内部にCRCを用いて洗うといった事はしておりましたが、シリンダーを分解して拭き取りまでやりますので埃が付着するといった事はないです。
これが出来ればシリンダーに吹きかけても良いとは思いますが、恐らく一般の方は内部をバラすどころかシリンダー自体を外す事も出来ないと思います。
シリンダーのタイプって色々ある
上記の画像のシリンダーを例にさせてもらうと
上記はピン2本で扉にシリンダーが固定されているタイプの物です。
ネジ式で固定するものもあれば、ボッチが付いているものもありますので、これは恐らく素人の方では判別が出来ないと思います。(取り外してみないとわからない)
シリンダーだけ買ってきたはいいものの、いざ付けようと思ったら付かないなんて事も度々起こります。
外す事も困難をきたすと思いますので外す際は専門家に任せたほうが良いと思いますね。
まあちょっと余談でしたが・・・
まあ鍵の抜き差しで問題が生じた際は、試しに1度やってみて下さい。
それでは
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