赤鬼と天狗の漫才
「どうも赤鬼です」
「天狗です」
「イギョウモノです」
天狗「言うてますけどねー・・皆さん僕達の事知ってますかね?結構昔から本やら童話に出てるんで見たことあるって人は多いと思うんですけど」
赤鬼「そうやね。僕なんか、日本の悪の象徴みたいな感じでやらしてもうてますからね」
天狗「赤鬼さんはね。もう本当に悪者って言うたら君やもんね。ほんまは良い人なんやけどね」
赤鬼「そんなこと無いよ!めちゃくちゃ悪いっちゅうねん!」
天狗「そう?付き合い長いけどあんまり悪い事してるん見たことないけどな」
赤鬼「いやいや!昨日かてデパート行ったら生きの良いガキが泣いとったからなぁ」
天狗「えっ?食べたんかいな?あかんでそれは!」
赤鬼「泣きじゃくるなかガッと捕まえて迷子センターに掘りこんだったんや!」
天狗「ええことしてるなぁ。そこは食べんと」
赤鬼「食べれるかい!親御さん悲しむやろ!」
天狗「やっぱりええやつやん!」
赤鬼「まぁでもイメージってあるからあんまり言うな。そういうのは・・そんな事よりお前やがな!お前・・・天狗て」
天狗「なんやねん?天狗ですけど」
赤鬼「ふふっ。天狗てなんなん?」
天狗「なんなんって天狗は天狗やがな!皆しってるやろ?あの天狗や!」
赤鬼「いや・・そのあのがわからんねん!天狗ってなんなん?何の話にでてくるん?」
天狗「色んな話にでてくるよ!あの牛若丸を育てたとかもそうやし。だいたい田舎の山村に俺の逸話とか噂があるよ」
赤鬼「いやだからそれもようわからん話ばっかりやねん!良い奴なんか悪い奴なんかもわからんし!だいたい何やねんその顔!特徴が鼻長いと赤いって・・・」
天狗「いや!お前も赤いがな!」
赤鬼「赤鬼やからね!僕は赤鬼やねん!だから赤いのよ」
天狗「はっ?どういうこと?」
赤鬼「僕が赤いのは種類なんよ!他にも青鬼、黄色鬼、黒鬼ってたくさん居はんのよ!桃鬼さんいう可愛いらしいのかておるんよ」
天狗「あぁそれはおるなぁ」
赤鬼「だから種類やねん!赤がおるって事は他もあんねん!お前は単体で赤いんよ!単独の赤なんて珍しい事すなよ」
天狗「どういう事やねん!?赤いものなんて他にもいっぱいあるやろ!リンゴとか」
赤鬼「あれは青リンゴがあるやろ!信号かて青も黄色もあってこその赤なんよ」
天狗「単体の赤も色々あるやろ!トマトとかイチゴとか」
赤鬼「トマトは黄色があるしイチゴは白があんねん!お前くらいや単体で赤い変な奴は、まず良い奴なんか悪い奴なんかハッキリせぇよ!」
天狗「しゃあないやんけ!自分でもようわからんねから!だったら天狗主人公の有名な話とか作ってくれや」
赤鬼「なんで俺はいつも脇役の悪者役やのにお前の主人公の話なんて書くかぁ!調子のんなよ!お前みたいなもんが!」
天狗「ひどいな!そこまで言わんでええやろ?」
赤鬼「あぁ・・これでか、そういうすぐ調子に乗る性格やから調子のりの事を天狗言うんか?」
天狗「違うわ!あれは鼻高くなってる意味から天狗言われてんねん」
赤鬼「ほな別にピノキオでもいいがな」
天狗「それはやっぱり海外感が強いやん」
赤鬼「ほな、お前は逆に言葉に合わせてもっと調子のりになったらええねん!」
天狗「おぉーもっと俺が主人公だみたいにいけってこと?」
赤鬼「そうそう!もっと調子にのって俺が牛若丸だくらい言ったらいいやん!俺の童話があるとか言ってたら良い!」
天狗「それはもうウソついてるだけの奴やん!」
赤鬼「うん!そんでもっと鼻伸ばしてったらええわ」
天狗「それはピノキオやねん!もうええわ」
昔に友達と赤鬼と天狗のお面つけてM-1でやん?って言ってネタを書いたメモがSDに残ってた!
結局実行しなかったけど、おもんないけど若い時に記念に出たら良かったな!笑