闇の住人の多い町。
人口10万人の小さな町。
少し前には人口に対して生活保護受給率全国一位と言われたクソみたいな町。
今でこそ時代は変わり"ソレ"は薄れてきているが
それでもいたる所にソレは残っているし渦巻いている。
ある一部の集落は近隣の人間は近づく事すら避けていた。
小学校に入学する子供に親が最初に教えるのは
「あそこの地区には行ってはダメ!あそこの地区の子とは友達になってはダメ!」
といった内容だとよく言われていた。
その地区は地獄団地と呼ばれていた。
地獄団地にはアル中にシャブ中に当たり屋、人殺しなど濃いキャラがたくさん居た。
あと文化的に受け継がれてるのか?と思うくらい
「ナメられたら終わり。ヤられたらヤり返せ。」
と幼少期から叩き込む親が居る。
そういった家庭が多いせいか
小学校に入ってすぐに各教室で
「お前どこの保育園よ?一番喧嘩強いやつ誰?」
と小学校入学してすぐに誰が最強か決める戦いが始まる。
僕らの時は最後まで二人の男が争いまくって最終二人が窓ガラスに頭ごとツッコミ真っ赤に染まったのを覚えてる。
これが小学一年生の話。
自分はその頃はまだ体も小さく早々にボコボコにやられて負けてしまった。
ただまだもっと下が居たから良かった。
戦うことすらできなかった奴はヘタレと扱われ六年間パシりに強制万引きなどさせられ地獄の小学生生活を送ることになる。
そこから抜け出すためには、どこかで刃向かい戦うか
スポーツなどで活躍するかなどして、根性あるやん!と認められ最下層から抜けられ。
逆に気が弱い所など見せてしまったりすると一気に最下層扱いになり地獄を見ることになる。
36歳になった今でも小学校時代が一番しんどかったと思う。
僕自信、何度も地獄に落ち、また這い上がりまた落ちるの繰り返しだった!
ほとんどの同級生がそれを味わったはずだと思う。
結局最後までイカれてるのはやっぱり地獄団地の人間だった!
僕は地獄団地のとなり地区産まれだったからやっぱりアイツらとは違うといつも感じていた。
でもいつの間にかソレは伝染し拡大していく。
周りから見るときっと僕も同じ種類の人間だったと思う。
結局そのまま大人になり同級生達には今も闇から抜けれないでいる者もたくさん居る。
年に一度くらいは同級生が逮捕されたと聴くことになる。
たぶん自分がそういう所から抜けれたのは
色々あるけど
一番はお笑いだと思う。
だからお笑いは素晴らしいし
そんなお笑いの完全体のダイアンは世界を救えると思ってるって話でした。
僕の町や過去は濃い話が多く笑える話もあるのでnoteに書いていきたいのですが
まずはちょっとどんな町か知ってもらいたくて書きました。