「今日の服装」あなたの邪魔していませんか?
「色」はあなたにヒーリング効果を与えてくれます。そして、ファッションとして身につけた衣服の色は他人から見たあなたのイメージも左右します。あなたの「目的」とその衣服が他人に与える「印象」が一致していないとその色があなたを邪魔してしまうかも。そんな事が無いように色を味方にする方法をお伝えします。
あなたが服装を決める基準は?
一般的に流行りの服装だったり、自分の好きな服装、シーンによっては楽な服装を選ぶ傾向にあると思います。実はその基準自体があなたの邪魔をする原因になっている可能性があります。
そもそも「服装に邪魔される」とは、「あなたが周りに見せたい印象とは逆、あるいはマイナスの印象を与える服装選び」をしているという事です。
ここであなたがどんな服装選びをしているかクイズでチェックしてみましょう!
【クイズ】昇格のかかった大事なプレゼンがある、着ていく服装はどちらを選びますか?
A: いつも着ているグレーのスーツと控えめなネイビーのネクタイ
B: ”勝負の日”なので黒いスーツと目立つ赤いネクタイで周りより目立つ装い
【状況】ここで注目すべきは「昇格がかかっている」事です。あなたが駄目なら他の人にその昇格の話を持っていかれてしまう可能性があります。そうならない為にはどちらを選べばよりあなたが印象に残り、会社にふさわしいリーダーだと思われるか?
「周りに見せたい自分の印象」を設定し「その効果を演出してくれる色を選ぶ」これが効果的な服装選びの基準になります。
■Aを選んだ場合■
あなたは服装に邪魔されている可能性が高いです
・グレーはニュートラルな印象を与え「当たり障りのない無難さ」を印象づけます。
なのでこの状況では「意見が無い人、どっちつかずな人」ですと周りにアピールしているのと同じ意味になります。これは色彩心理効果でグレーを見た時に人が受ける印象の一つです。
・ネイビーは内向的で冷静沈着なイメージを与えます。
冷静沈着なイメージはシーンによってはとても高感度が持てますが「あなたの熱意を発表し、リーダーとしての素質を見せたい、情熱を見せたいという場面」では正反対の効果を発揮してしまいます。
■Bを選んだ場合■
あなたの与えたい印象にプラス効果を与える服装選びができています!
・黒は「意思の強さ」「反骨精神」「気品」を印象付ける色です。
周りが無難なニュートラルカラーの服装の人が多い場合は特にあなたに注目を集める事ができるでしょう。周りは「これから自分が仕切っていくぞ!というあなたの覚悟」も感じます。
・赤は「リーダー気質」「情熱」「積極性」「バイタリティ」を印象づける。
また、実際に証明されている実験によると「赤」のユニフォームを着たスポーツチームの勝率は「赤」以外の色のチームと比べて20%勝率が上がるといわれています。
なので「勝負の時は赤」と覚えておくとラッキーが起こる可能性をUPできます★
なので、正解はBです!あなたはどちらでしたか?
私達は色に気持を導かれBの服装を選んだ人をリーダーに選びたくなってしまいます。それが色彩心理の影響です。
「色彩心理学」をファッションに使った有名な例は「アメリカ大統領」
あなたはどちらの写真の方が「強く熱意のあるリーダー」に見えますか?
色彩心理を利用したファッションコーディネートは有名所だとアメリカ大統領の服装に利用されていることが有名です。
冷静な印象で「守り」に徹する会議のときは「青いネクタイ」。こちらの主張を通す「強いリーダーで攻めの姿勢」を取る演説では「赤いネクタイ」を着用しています。
大統領は「国の顔」ですから、演説や会議で相手にする国民や外国の大統領達に「自分の実力+色彩心理で”与えたい印象”強化」をしています。
同じ人物でもネクタイの色だけで印象が変わるのは私達「見る側」が色彩心理効果を受けているからです。
色彩心理効果は言葉を使わなくても伝わるコミュニケーションなので、見せるだけで強い言い方をすれば「洗脳」効果を与える事ができます。
なぜ私達は「赤」と「青」で違う印象を受けるのか?
色の印象には2種類あり①万人共通でDNAレベルで同じイメージを共有しているもの ②国や文化によってイメージが異なるもの があります。
①自然界に存在する色などは万人共通でDNAに組み込まれている色のイメージ
これは国や文化に左右されないものです。例えば「火=赤」「水=青」は自然界のイメージです。実証されている実験によると赤い部屋に居る時と青い部屋に居る時では体感温度が3度も違うという結果になりました。それはDNAレベルで「赤を見れば”火”=熱い」というイメージが先行する結果です。
そこから、赤を身につける人=火のような人物という連想になり上記で説明したような印象になると考えられます。
また、虫が明かりに集まるように「火」というエネルギー、明かりに人もまた集まりたくなるものです。人が集まりたくなる人物像を演出してくれるのもまた「赤を身につける」メリット”注目される色”のパワーです。
まとめ
色彩心理効果は勿論有効ですが、それは「中身と努力あってこそ」です。
あくまでもあなたの実力を色でマイナスコーディネートしない為の知識。そしてあなたの実力にプラスコーディネートで「あなたの良さを更に良く演出するテクニック」としてご利用頂ければ嬉しいです。