菫照合同 の感想(前半戦)
菫照合同。アレですよね。SHTで頒布されたという。
えっ,電子配pdfが無料で頒布されてる?
いったいなんなんだよ!?(棒)
以下,感想(前半戦)です。
ということでダウンロードはこちらから↓
得も言わ (若鶏にこみさん)
アレですよね。得も言わずがエモイわとリンクしてるという。(うますぎません??)
虎姫が描かれすぎなんですよね~。すごい虎姫が詰まってます!
亦野誠子,たしかにこういうこと言いそうじゃありません??
大星はカプリコ(斎藤千和さんの大好物)でああいうことしそうじゃありません?
大星に絡まれて「なんかめんどくさいなぁ」って顔しながら,うまいこと他人に丸投げする尭深とか「らしすぎ」ません??
あと白糸台校舎を「見たことありすぎ」なんですよね~。「えっ,その角度からはたしかにそう見えるでしょうけど……????」ってなるんですよね。ありゃ,相当撮ってる。
衣替え直後の6月頭が最初のインタビューで,一月半後が次のインタビューなんですね。なるほどなぁ。「話が違う」がリンクしてるのも,得も言わ。
まあ,宮永先輩にとっては別の意味で「得も言わず」だったんでしょうけどねぇ。
インマイルーム (オリさん)
これぞ虎姫の日常というようなほのぼの白糸台女子。お鍋いいよね,お鍋。
宮永先輩に振り回されながらもそれが心地よい弘世様こそが,ああ素晴らしき虎姫なんですよね~(語彙力)
先代から引き継いだクイーンサイズのベッドって,アレですか!?
プロになった渡辺先輩がお泊り用に宇野沢先輩の部屋へ導入したんですか!?
亦野誠子のガヤ力(がやりょく)が光る作品ですよ。
若き宮永照の憂鬱 (とっしーしさん)
アレですよね。ウェルテルと宮永照がリンクしているという。
親切なわりにはデリカシーに欠ける発言で宮永先輩をふて腐らせるのは,虎姫あるあるなんですよね~。
弘世様に心の中で突っ込む下級生sいいですよね。本虎(本当に虎姫です。ありがとうございますの略)。
亦野誠子のガヤ力(がやりょく)は大星と組ませるとヒットすることがわかる作品ですよ。
模試終わりの帰り道 (まささん)
コレですよ。コレ。
親切なわりに羞恥心を全く持たない弘世様が,恥じらいな公共の場で宮永先輩を求めてしまう,この光景。
宮永先輩に一方的に振り回されていると思いこんでいる弘世様が,無自覚に宮永先輩を振り回す。
これ is 白糸台の日常。尊い……。
全く登場しないことで二人にスポットライトを集中させた,亦野誠子の黒子振りが光る作品ですよ(光ってない)。
先鋒,宮永照 次鋒,弘世菫…… (にゃおPさん)
ひとりよがりに考えすぎる弘世様。ほんこれ。
人にはホイホイ親切にするくせに,自分がしたいことは言わないで,ひとりでワクワクしてひとりでがっかりするという。弘世様は,ホントこういうところありそう。わかりみ。
今回の兎は親切でしたが(さすが弘世様),ぐい生とかダッダーンとか,こちらを振り切らんばかりの際どいネタの仕込みはいつも最高ですよね。
ゆるキャンの次はゆるポン。私も心待ちにしてますよ。
猫を拾った/これからも (台車の台さん)
やられました。ええ,やられましたとも。
タイトルのスラッシュはそういう意味だったんですね……。
最初は,「ああ,弘世様こんな感じで見てそう。あるある。エモ~い」くらいにしか思ってなかったんですよね(十分エモい)。
まさか……後半があんなことになってるなんて……(ネタバレ配慮した表現。たんに語彙力がないわけです)
後半がはじまったあたりでは「ああ,こう来たか~」と余裕かましてたんですが,つぶさに心情が吐露されるつれて,
「そ,そうやったん……,クソッ,クソッタレェ~~(最上級の喜びを表す表現)」
「ああ~~,それか~~,クッソ~~。」
ってこちらの心が潰されそうになりました。
(語彙力がアレなので感動がMAXに達するとsh◯t(クソ)とF◯ckしか出てこない)
久々にFu◯k! F◯ck!と叫びながら読む羽目になりました。
亦野誠子が登場する余地などまったくない作品ですよ。
(この感想,ホント意味不明で,ヒドイな……)
弘世菫日記 (塩まりもさん)
宮永先輩,自分のことに無頓着というか,欲望に忠実というか……ですからね……。目に浮かぶ……。
心を折られては,いいところ探しで自分を立て直す弘世様。
弘世様の諦観はこうして養われていたんですね……。目に涙が浮かぶ……。
宮永先輩の甘さたっぷりの手作りプロテインをご相伴にあずかる日がきそうな,微かな予感と確かな不安でいっぱいですよ。
Mirage in Mirror (四季幽稀さん)
なんですか。この,かっこいい弘世様。
「悩む弱さ……。そこまで含めて……,弘世菫の強さっ!!」
とか言いそうな。
でも,そうなんですよね。弘世様って,ひとりで黙ってれば,麻雀放浪記とか餓狼伝とかに出てきそうな雰囲気ありますからね。そりゃファンも増えますよね。宮永先輩といると,ただの親切でおせっかいな人ですけど。
あと,最初は私の勘違いかなとも思ったんですが…,
「釣りよかでしょう。」のテーマネタを入れてます??
誰がヒットできるんですか!!??そのネタ??
(こっちが釣られた,だと!?)
亦野誠子が思わず釣られてテンションダダ上がりになった作品ですよ。
2年3ヶ月後の中庭 (池田スピリット えおさん)
池田スピリットさんでは毎度のことなんですが,今回も大星がいい仕事してますね~。
完全にメタな感想になるんですが,同じ大星がらみのシチュエーションで「鏡でも気付かないこと(※)」の頃は,お互いの気持ちに気がつかないんですが,今回はお互いに察しているんです。
これ,時の流れと関係性の変化を感じてエモくないですか!!??
(しかも前は宮永先輩が「ふ~ん」なのに対して,今回は弘世様の「ふ~ん」!!)
ふと思い出したのですが,「照と菫が同じ布団でおねんねする本(※※)」のあとがきで割愛されていた,寝袋を持ってきた亦野に大星が何をしたのかが今でも気になっています(何年前だ?)。
(※) …池田スピリットさんの同人誌。C88発行。某「兎には特別なこと」を彷彿とさせるタイトル。エモい。
(※※)…池田スピリットさんの同人誌。C90発行。寝袋で私もっ!次はっ!
いいからお前は黙って私に抱きしめられていればいいんだよ (超よしてる。さん)
ひとりでぶっ壊れて,ひとりでガマンできなくなって,ひとりだけ十分満足して自己完結してしまう弘世様は,すっごく「らしい」ですよね。
そして,それでは満足できない宮永先輩も……。
電話の音をピロピロって表現するのも,すごく宮永先輩らしいんですよね(納得感)。
亦野誠子も大星と絡めてご満悦の作品ですよ。
菫メイド長と照お嬢様 (さこさん)
いいですね~。弘世様メイドに照お嬢様。弘世様の親切さとツッコミ力が最大限に発揮できるこのポジショニング。
なによりも尊いのは,結局は宮永先輩のかわいさにやられてしまうところ。尊い……。
これは連載まったなしの可能性を感じる作品ですよ。
ペンギンの翼 (うるいさん)
象徴。アレですよね,できごとや概念を具体的な物や形とリンクさせて表現するという。
うるいさんはぁーーっ,ホント象徴大将軍だなぁぁぁーーっ!!
「二人の空,二人で空」といい,「ペンギンの翼」といいっーー!
しかも,今回は冒頭にわかりやすいモノローグまで入ってるとは……,
弘世様はホント,読者にまで親切だなっ!!!!
ハァッ……,ハァッ……。
いけね。つい,テンションが上がってしまった……。
でもね,こんなの読んだら
「尊い」
以外の語彙力なくなりますよ。クソッ,クソッ(感動がMAXに達するとsh◯t(クソ)とF◯ckしか出てこない)
フゥーーッ
また,テンションが上がってしまった……。
少し……,頭冷やそうか……。
弘世様は普段は愛され上手で自信満々だけど,宮永先輩が絡むと突然,コンプレックス重々(おもおも)そうじゃないですか。
一方,宮永先輩は普段はマイペースなのに,弘世様のことになると突然,変な気ぃ使ぃーになりそうじゃないですか。
そういのをヒシヒシと,ヒシヒシと感じて尊さしかないんですよねぇーーッ。
宮永先輩と弘世様は,一年生の頃よりかは歩み寄ったらしいですし,二人が信頼し合ってるのもわかります。
でも,あの二人って,ここ一番のところで言葉しないというか,言葉以外のコミュニケーションでなんとかしようしそうじゃないですか。それで,時折すれ違いそうじゃないですかーーッッ。
うう,尊い……。尊い……(泣いてる)
亦野誠子は,刺し身のツマ程度の出番が一番しっくりくるなと納得の作品ですよ。
(またひどい感想になってしまった)
イラスト (和美さん)
弘世様の視線が尊いですよね。
「静かな熱視線」
みたいな感じで。
「2人が~」のコメントも尊いですよ。
魔を払う矢 (ナガレさん)
アレですよね。ハードボイルドな弘世様がかっこいいという。
あと,戒能プロがハマりすぎなんですよね……。あのポジション。
ナガレさんのSSはいつもハードボイルドなアクションがかっこいいんですよね。今回はおおよそ麻雀してますけど。
おちゃめな亦野誠子では登場できる可能性が微塵もない作品ですよ。
イラスト (ゆあんさん)
覚えてますか?当初のタイトル。
そう「すみれてるらぶらぶちゅっちゅ合同」ですよ!
それをドヤ顔でアピールする弘世様に,泣く宮永先輩……。らしい……。
そういうとこですよ,弘世様。
トリック&トリート&トリップ (こーてるさん)
見たくないですか?「ぎゃあっ!」って叫ぶ弘世様。
見たくないですか?「その言葉を待ってた」ってぐいぐい来る宮永先輩。
完全に想定外な展開なんですけど(ネタバレに配慮した表現),こんなの見られたら,また弘世様のファン増えちゃったりしません??大丈夫です??
シリーズ化した方が良くないですか??
弘世様の意外な一面が見れて亦野誠子も大満足の作品ですよ。
通じてる? (河津ケントさん)
アレですよね。「通じてる」と照がリンクしてるという。
大星のガヤ力(がやりょく)が輝いてますよね。
おかげで宮永先輩がかわいすぎるんですけど。
宮永先輩がかわいすぎるんですけどっ!!
(大事なことなので2回言いました)
宮永先輩……,恐ろしい子ッ!!
(あざとかわいいッッ)
生ひ立ちの歌 (亦野誠子bot)
アレですよね。これ「書き手が読んで楽しい」ことを優先すると,「読み手にとっては面白くない」というのがよくわかる例ですね(まったく褒めてない)。ひとりよがりなネタに走るのはコイツの悪いクセです。
あと,ページぴったりに収めようとしすぎて,ラストがさわやかじゃないですね。もっと風が吹かないと……(意味不明)。
ただ,にこみせんせいが表紙の本の,河津ケントさんと同じ見開きページに自分の原稿が収まってるのを見たときは,ホント感動しました!はじめて本になった時を思い出しましたよ(といいつつ,はじめてがいつだか思い出せてない)。
需要はほぼないと思いますが,細かい小ネタの元ネタを以下に載せておきますね。
◯生ひ立ちの歌 … 中原中也による詩。100年くらい前の人なので宮永先輩も読んでそう。おすすめ。短い詩だし,すぐ読めるので是非よんでください。青空文庫だと山羊の歌に収録。
◯「ごきげんよう」…コバルト文庫の名作「マリア様がみてる」の導入部分。以下このページはほぼマリみていんすぱいぁ。
◯キャメル色のブレザーにチェックのスカートという …これは品女の制服リニューアルのエピソード。
◯かんむ―― …かんむりとかげさん好き
◯放課後、す―― …放課後すとりっぷ大好き
◯『私の上に降る雪は、霙(みぞれ)のようでありました。』 … 中原中也の「生ひ立ちの歌」の一節。宮永先輩がこの詩を読んだら途方もなく共感してしまうと思うんですよね。
◯『私の上に降る雪は、ひどい吹雪と見えました』… これも中原中也の「生ひ立ちの歌」の一節。この詩はどこまでも菫照だから読んで。
◯中原ま―― …中原麻衣さん
◯「アレですよね。雪が中也の人生と……、泰子とリンクしてるという」 …はい。生い立ちの歌は中也が泰子と出会って人生の受け止め方が変わる様を詠んだ詩なんです。親切な人と出会って麻雀との付き合い方が変わった誰かさんを彷彿とさせるんです。
ということで以上,前半戦終了!
続きは後日ということで。おつかれ様サマです!
(自分のところが一番長いとか最低だなぁ)