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2022/03/27 EURUSD
久しぶりに、蛇口式ZigZagを使って、ユーロドルの相場環境を見ていきます。
まずは日足から。
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直近では、ライン①に抑えられてダブルトップを形成後、ネックライン②を下抜けていきました。
推進波はネックライン②を割った方向、つまり下降ですね。
その後、ネックライン②に向かって、緑の矢印の修正波を形成し、今現在はあまり値動きがなく、横這い状態です。
大きな流れでは下降が推進方向ですが、下位足では数日にわたり方向感無くレンジを形成していますから、レンジをブレイクしたほうについていく戦略が立てられます。
次は4時間足です。
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日足のネックライン②に向かって上昇後、いったん落ちてきて、ライン③とライン④に挟まれたレンジを形成中です。
レンジ内の動きとしては、緑の矢印の通り、レンジ下限から上限まで一気に駆け上りましたが、レンジ上限をブレイクすることができずに、レンジ下限近くまで戻ってきてしまっています。
100%絶対ではないですが、レンジの下限(上限)からレンジの上限(下限)に向かって途中で息継ぎなく一気に値が動いたときは、レンジをブレイクするだけの力が残っておらず、ブレイク失敗に終わることがほとんどです。
ところで、注意深く見てみると、ライン⑤の通り、レンジではあるものの、少しずつ安値を切り上げてきてはいます。
さらに細かく1時間足で見ていきます。
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レンジ上限ライン③と下限ライン④のだいたい中間あたりに、ライン⑥が引けます。
実際に、なんどかレジスタンスやサポートされているのが確認できますね。
(短期足では、このレンジの中間ラインをサポートラインやレジスタンスラインとして使ってトレードするよりも、中間ラインを基準にしてレンジの上限下限を測ることに使ったほうがいいと思います。つまり、中間ラインを手掛かりに、レンジの上半分と下半分がだいたい同じ高さになるようにレンジを見定めます)
これも100%絶対ではないですが、レンジをブレイクする前には、緑の矢印のように、そのブレイクしようとするラインに貼りつくような形で値動きが収縮してくることが多いです。
現時点では、レンジの下半分に位置していますから、どちらかというと売り方優位です。
大きく二つのシナリオを立てると、
1)このままレンジ下限に張り付いて、レンジ下限をブレイクして日足の推進方向(下降)に回帰していく
2)ライン⑤付近で安値を切り上げて上昇、レンジ上限ブレイクを試みる
ですね。
間違ってもレンジ中央で、見込みの ”だろうエントリー“ をすることだけは避けましょう。
以上です。