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ジブリアニメで哲学する。 世界の見方が変わるヒント   となりのトトロ

こんにちは、僕たちはどう生きるのか?を見てきたマタムネです。

今回も引き続き、となりのトトロ編です。
初めましての方はこちらをお読み頂ければと思います。



となりとはなにか?

考えるためのヒント

なぜトトロは『前』でも『後』でもなく、『となり』にいたのか?

トトロは何者?

作品タイトルなのに何者なのか分からない存在。
違います書かれているのです。
『となりのトトロ』つまり、トトロとは『となり』なのです。

象徴するシーン

雨の中バスを待つサツキのとなりで、トトロが、ただじっと立っている姿です。
お互い存在を意識しているのですが、会話を交わすこともない。でもとなり合ったおかげで、関わりが生じ何か起こらないかもしれないけど、何かが起こるかもしれない。
私たちは、そういう感覚に包まれるだけで、心を落ち着けることができます。
サツキとメイにとってのトトロがそうであったように自然そのものが都会や物質文明に対する別の可能性としての『となり』ということになります。

トトロのキャッチコピー

となりのトトロのキャッチコピーは
『このへんな生き物はまだ日本にいるのです。たぶん』
これは、都会に対する田舎の可能性を示唆しています。人々がこの映画に共感したのも、きっとある種の安堵を覚えることができたからなのでは?
これがダメでも何かが起こる可能性があるに違いないと。

結論

『となり』とは、何かが起こる可能性

個人的感想


たしかにとなりのトトロのタイトルに疑問を持ったことないです。何故となり?面白い着眼点だと思いました。
しかも『となり』となるとやはり、象徴するシーンが雨の中の傘のシーンだと納得するのがまたすごい。
ポスターがそうだったのも一つの要因ですが、観る人にとって印象が残っているということです。
会話がなくてもとなりにいる存在。確かに何か起こりそうな気がしてきますね。












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