わかって欲しいんやない。：頭ン中シリーズ

「また、頑張らなあかんの？」って思うわ。
最近、安定してきたとかって言うけどな、やっぱ、そういう話はしたないなぁ。
体の事やったら、ええのにな。
ええ喩えやないけど、手がないとか、足がないとかやったら、見た目でわかるやん。んで、できへん事なんて、他人からしたら、一目瞭然やんか。

アカン。ホンマ、こんなん、絶対に言うたらアカン事や。
だって、「心の病気なんて、ただの甘えやろ？」って思われている事と同じやもんな。

まだ早いような気がすんねん。あたしだってな、生活があるから、早よ働かなアカンと思っとるねん。

せやけど、嫌や。嫌やねん。
自信がない。
前向きな事言うんは、なんぼでも言えるようになった。
せやけど、そんなん、嘘や。
つらいんや。
つらい。

前向きな事言わな、心配すんねやろ？
せやから、言うてんねん。
前向きな事言うたら、「よくなってきましたね」とか言うてくれるやろ？
せやから、言うてんねん。

他の人の話も聞くねん。
みんな、同じような状態やんか。わかんねん。
聞いてくれる人がいたらまだ、生きてる感じすんねん。
だから、あたしも人の話を聞くんや。

「死にたい」って言う人もおんねん。
せやけど、言ってるうちはまだな、死なへん。
「生きたいんやけど」っていう言葉が出てくるうちはまだ大丈夫や。

何も言わへんで。

ホンマに突然やねん。

人が死ぬいうんは。

スマホの充電切れか、故障ぐらい違うわ。

バッテリーが、あと１％でも残っとたら、いや、ただのバッテリー切れやったら、充電したら消えることはないし、また、映るわ。
でもな、故障やったら、急になんも映らんくなるやん。なんの前触れもなく、壊れてまう事ってあるやろ？それと同じや。

残されたら、つらいで。
「あたしが、あんな事言うたからや」とか
「もっと、話を聞いたればよかった」とか
後悔すんねん。

あたしもな、ギリギリやで。

まだ、大丈夫って思いながら、そう振舞っているんや。
そうやで。
「あたしは、まだ大丈夫や」

アカンわ。

自分にまで嘘ついて、しゃーないわ。
せやけど、嘘つかな、あたし、嘘つかな、やっていかれへん。

ホンマの事は、言いたない。

怖いわ。
怖い。

わかって欲しいんやない。
あたしは、あたしが、あたしの事を知るんが怖いんや。

書き終えるんが怖い。
何も考えへんのが怖い。

でも、大事な事はなんも書かれへん。
何も、言われへん。
何も、考えられへん。



おわり