ブスやろ？：頭ン中シリーズ

ええねん。
なんも言わんでええねん。
だって、何言うても、一緒や。どうせ、腹立つだけやし。
「あんたが」やなくて、「あたしが」腹立つだけやけど。

気になるやん。ってか、もう、言わなしゃあないねん。
「あたしってブスやろ？」ってつい、聞いてまうねん。

「そんなことないで」とか
「かわいいで」って言ってもらったら、そら、安心するけど、疑ってまうもん。
褒められたら褒められたで、裏を見てまうんや。かといって、「ホンマ、不細工やで」なんて言われたら、キレるけどな。

女の子同士でも、「あたしの方が不細工やし」みたいな、逆マウントの取り合いってあるわ。
あれなんか、最悪やで。「そんな事ないで」とか言ったら、「ホンマはそんなん思ってへんくせに！」みたいな空気流れたりすんねん。自分でも思うわ。「ほな、どぉせぇ言うねん！」って。

「最近太ってぇ～」とか、「肌荒れてんねん」とか、言ってくるヤツおるやん。そういう奴に限って、「ニキビできた」とか言って、自撮りの画像をあげてくんねん。あれ、「大概にせぇよ」って思うわ。どんだけ、承認欲求の塊やねんって。
「どこにニキビあるんじゃ！」って探したことあるもん。
なかなかの強者やで。誰とは言わんけどな。

あたしもな、同じかもしれんけどな、やっぱ、聞いてまうやん？
そら、言うてもうた後に、「また言うてもうた」って後悔すんねんで。
せやけどな、やっぱ、言うて欲しいねん。

あんたのな、「俺は好きやで！」って。



おわり

※
今週から、このシリーズを書き始めましたが、４０前のおっさんが、関西の女の人を想像して書いてます。
自分でも、気持ち悪いと思ってます。



ビックリするくらい、気持ち悪いですよね？

「スキやで」押してください。(笑)

そういうところが、気持ち悪いですね。