【ちおこ】2022年7月【活動報告】
私事にはなりますが、7月中旬にコロナに感染してしまいました。10日間の自宅療養期間を経て後遺症もなく元の生活に戻ることができましたが、多方面へご心配ご迷惑おかけしたことをこの場をお借りして謝罪させてください。申し訳ございませんでした。
さて、そういった事情で活動自体に制限を受けていた7月ですが、主に上旬から、様々な活動に取り組みました。新しいこともたくさんありました。報告に移りたいと思います!よろしくお願いします。
インバウンド研修会
コロナの時世で昨今受け入れが少なくなっていた外国人旅行客ですが、アフターコロナを見据えて外国人旅行客に大槌に来てもらうためのプランを検討しました。実際に外国人を受け入れている複数の旅行会社を交えながら、外国人特有の考え方や旅行性質を教わり、プランの組み立てを進めました。鹿の狩猟に限らず、より広い視点で大槌の観光資源を見つめなおすとともに、狩猟ツアーの付加価値を考え直す良い機会になりました。
熊罠設置
大槌に出没している熊を捕獲するための罠を設置、移動しました。熊用の罠ということで、とっても重い鉄格子で、なかなか大変な作業でした。とくに杭を打ち込む作業が大変で、思いハンマーをこれでもかというくらい振り下ろして何とか地面に建てることができました。
後日罠にかかった熊のとどめさしを見学させていただきましたが、住宅が近いため銃でのとどめさしができず、叉鬼山刀(マタギナガサ)を使ってのとどめさしでした。阿仁マタギの精神や親の姿を思い出し、熊を狩猟する父や祖父と感覚が重なった瞬間でした。とても貴重な体験でした。(ちなみに僕は免許不所持のため、とどめさしをする兼澤さんをみていました。)
吉里吉里海岸清掃ボランティア
この日は吉里吉里海岸のゴミ拾いをしました。砂浜に足を運ぶこと自体が久しぶり(4年ぶりくらい?)で、砂の感覚や潮風のにおいに懐かしさを覚えながらごみを拾い集めました。これからのシーズン、海で遊ぶ人たちがきれいな海岸を見て、また大槌に来ようと思ってもらえたらなぁと思います。
吉里吉里国での薪割り体験
記憶している限りだと僕にとって人生初の薪割りを体験しました。腰の落とし方や腕の角度など、力任せにならない職人の技を教わりながら薪を作っていきました。薪割り後には講演会があり、なぜ吉里吉里国ができたのか、なぜ薪を割るのかといった話を聞き、震災のあった11年前の当時を思い出し目頭が熱くなりました。
チャリクエに参加
大槌町内を電動自転車で回るチャリクエに参加しました。この日は駅を出てから赤浜方面に向かい、ひょうたん島やテラスを見て小鎚方面に移動、サーモンづくり体験をしたのちに城山の復興の灯火をめぐってから駅に戻りました。これだけ自転車に長時間乗って移動するのは久しぶりで、とても楽しい体験でした。実はひょうたん島に上陸したのは今回が初めてでした。
インターン生の受け入れ
MOMIJIにインターン生が2人も来てくれました!虫博士のK君と動物看護士見習いのU君の2人に、MOMIJI業務を見て実際に解体までしてもらいましたが、2人とも包丁の扱いに慣れている様子。即戦力間違いなしと思っていたら、まさかの一度解体手順を見せただけで流れをほぼ記憶。あっというまに解体技術を吸収していく2人に刺激を受けつつ、解体手順を教えることによって僕自身も解体の技術向上を目指して速さと正確性に磨きをかけていきます。
僕自身の技術向上具合はというと、最初は1頭の解体に丸々1日かかっていたところが、半日で終わるようになり、7月末には2時間強で1頭の解体ができるようになっていました。僕としてはかなり成長した感じがしますが、僕が解体している横で僕よりはるかに素早くきれいな解体をしているD先輩とM先輩。。。自分自身の成長を実感し、認めつつ、足りない技術をさらに盗み続けていきたいと思った次第です。
森フェスの講演会へ参加
遠野で30日に行われた森フェスの講演会に、講話者として参加してきました。「森と獣とともに生きる」テーマのもと、僕の知るマタギに関する話とOGSPに関する話をしてきました。会場内には木で組まれた特設ステージの他、木のシーソーや木につるされたブランコ、ツリークライミングコーナーや各種出店が立ち並び、非常に和やかで涼しい雰囲気でした。(ただし天候は快晴の猛暑日で、会場の森の中から1歩出て路上に行くとカンカン照りの太陽光と熱波で一気に体力が持っていかれる大変な出店となりました。)
星空観察
7月末日、新月の快晴。「これは!」と思い夜の新山に登りました。ある程度予想していましたが、やはり道中で鹿や熊とすれ違いつつ山頂の展望台へ。見たかったのはこの景色。
はい。スマホカメラの限界です。すみません。高性能カメラが欲しい。
見たかったのは流れ星✨
新山に登ってみると、雲一つない満天の星空のキャンパス。そこに一筋の白。なんとも形容しがたい幸福感の訪れ。やっぱり天体観測はやめられないですね。(星座とか星の名前とかもろもろを覚えて、プラネタリウムのガイドさんみたいに、星空を指さしてあれこれ言えるようになりたいなぁ。とか考えたので、それは今年中の課題にします。)
新しい家族
新しい命を授かりました。子猫です。名前は「福(ふく)」君。男の子。活発で甘えん坊な性格で、鼻のところの黒ぶちがとってもかわいい僕の新しい家族です。基本アウトドア趣味で、これまで屋内にいること自体が少ない僕でしたが、福が家に来てからは家の中で過ごす時間が圧倒的に増えました。福かわいい。
寝てると横に寝てくれたり、ソファーに座っていると足の上に乗ってきたり、パソコン仕事をしていると足元に猫じゃらしを持ってきて遊びに誘ってきたり、もう、福かわいい。
新しい家族と一緒に、ますます充実した大槌ライフを送っていきたいと思います。
今月も、最後までお読みいただきありがとうございました!