【ちおこ】2022年10月【活動報告】
紅葉が進んで、すっかり山も秋らしくなってきましたね。お久しぶりです。かけるです。今月は鹿が繁殖期に突入したこともあって、山から鹿の雄たけびが聞こえる毎日でした。今月も鹿を解体する日々が続きましたので、活動報告をさせていただきます。最後までよろしくお願いします。
【10月3日 鹿の箱罠移設】
鹿の箱罠を移設しました。この箱罠には監視カメラとセンサーがついていて、電波のあるところでは鹿が近づくとスマホに通知が届く優れものです。
ということで今回は、鹿の箱罠を別の場所に移動します。「鹿の、箱罠を、別の、場所に、移動します。」はい。言うは易しってこのことです。めちゃくちゃ大変でしたので、何が大変だったか報告します。
序章:箱罠解体編
罠の骨組みを解体します。外側の柱を引き抜き、引きぬ、、、けない!!!
草が絡まっているし土が湿っているし柱自体が重いし、大変でした。最終的には2人でせーので引き抜かないと全く抜けない。。。1時間以上の苦戦を強いられながら解体を終えます。
第一章:箱罠移動編
解体した罠を移動します。めちゃくちゃ重いです。どれくらい重いかというと、軽トラの坂道発進で2回エンストして四駆に切替るくらい重かったです。「それは僕の運転技術が足りないだけでは?」超重い柱を4人で軽トラに積み込んで、次の設置場所に移動しました。
第二章:箱罠設置編
移動した罠を次なる地へ設置します。箱罠解体編である程度作りを理解したのでこれはもう楽勝。。。そう思っていた時期が僕にもありました。。。まったく刺さらない支柱。なぜかかみ合わないパーツたち。容赦なく襲い掛かる炎天。超かたい地盤に釘も心も折れまくり、絶望の中に一筋の光が!なんと通りかかった芳賀光さんがお飲み物を差し入れてくださいました!超うれしい。飲み物を飲んで元気を取り戻し、最後の釘打ちに取り組みました。差し入れありがとうございました!
最終章:稼働確認編
箱罠の設置が完了しました。これで作業はすべて終了!無事に作業を終えたメンバーに兼澤さんの一言「電波が悪い。」
絶望の中、何度か罠を試動させると、どうにか電波が届いていることを確認。再移動を何とか免れることができましたとさ。めでたしめでたし。
とはいえ罠を設置したから終わりなわけはなく、ここからは餌を入れながら鹿が入るのを待たなければなりません。何度か鹿が寄って来てはいるものの、今のところまだ鹿は入っていない状況です。さて、どうなるか、僕たちの戦いは続く。。。
【10月12日 メディア出演】
IBC岩手放送で放送されている「わが町バンザイ」の中で、MOMIJIが取り上げられました。「MOMIJI」の名前だけではなく、働くスタッフの思いや実際の工場の様子など、かなり大きく取り上げていただけました。ちなみに僕も取材を受けましたが、めちゃくちゃ緊張していたので、何を話したかいまいち覚えていないです笑
ともあれ、大槌にジビエ事業者がいるということ、MOMIJIクオリティ維持のための厳しいルールがあること、大槌ジビエにかかわる様々な思いを持った人が事業に参画していることが、テレビを通じてさらに広く伝わっていくことを願っています。
放送後、産業まつりやイベント出店のたびに、「わが町バンザイを見ました。」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃって、すごくうれしい気持ちになります。大槌はジビエで盛り上がってるんだぞって、たくさんの人に伝わっていると実感できて、とてもうれしいです。これからもテレビに出られるように頑張ります。これからも大槌ジビエの魅力を広く伝えていけるように頑張ります。
【10月16日 産業まつり出店】
10月16日に、大槌で産業まつりが開催されました。今回はジビエキッチンカーとテント出店の二段構え。キッチンカーでは新商品のヒレ串カツを出品し、テントでは神奈川県の「JapanHunterGirls」さんとコラボして鹿肉食べ比べを実施、さらにボーンブロスを使ったミネストローネを出品しました。
僕はテント出店の方で客引きと品出しを行いました。先ほども書きましたが、いろんな人から「わが町バンザイ見ました。」と言ってもらえてうれしい気持ちになりながら客引きをしていました。
肝心の出店内容はというと、「神奈川の鹿肉」「エゾ鹿肉」「MOMIJIの鹿肉」の、地域の違う3種類を食べ比べして好きな味を投票するというもの。これが盛況で、100食分が売り切れ、投票も白熱しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
また、テント出店では、MOMIJIとお取引いただいている、遠野の「おのひづめ」さんがボーンブロスを使ったミネストローネを出品してくださいました。僕もいただきましたが、鹿のだしを使った濃厚なスープがめちゃくちゃ美味しかったです。思わずおかわりをいただいちゃうくらいに。
クラウドファンディングでもボーンブロスの開発に取り組みましたが、このような形で鹿の全部を利活用する取り組みに触れられてとてもうれしく思います。
ちなみに、キッチンカーの方も変わらずの盛況っぷりで、今回もみごと串カツが完売しました!ご購入いただいた皆様、ありがとうございました。
【そのほかの日常業務】
・解体
今月の鹿は繁殖期に入った大きめの雄鹿の受け入れ、しかも脂肪の多い個体が多く、解体もなかなか難作業でした。ナイフを使っての皮剥ぎを勉強するいい機会だったと思います。時間をかけない、それでいて皮と肉を傷つけない適切な処理方法をマスターする修行がまだまだ必要だなぁ。
とはいえ小さい雌鹿の一次処理はめちゃくちゃ楽に感じて、早くきれいに脱皮できるようになっている。成長しているなぁと感じました。
・松茸
ふるさと納税に出品する松茸の買取を今月も行いました。めちゃくちゃ型のいいものから、傘が開ききったりナメクジに食べられたりした訳あり松茸まで、様々な松茸を買い取りました。数多く松茸を見比べて、だんだん目利きできるようになってきました。松茸、奥が深いですね。
自分でも松茸をとりに行きましたが、そちらは全く当たらず。松茸、奥が深いですね。←見つけるのが下手なだけ
・新車納品
残念ながら(?) 僕のではありません笑
MOMIJIに新車が届きました。産廃の運送で使う大きなトラックです。しかも!
MOMIJIのロゴ入り!!
めちゃくちゃイカしてますね!
このトラックに乗ってどこまでも行くぜ!
はーしーれはしーれー♪MOMIJIーのトラックー♪
ちなみに僕は免許の関係で準中以上は運転できません。残念。。。
【私用 姫路遠征】
業務の報告はこれくらいにして、プライベートでの報告も一つ。
10月中に長期休みをいただいて、兵庫県に行ってきました。何をしたかというのを簡単に言いますと、「栗拾い」と「ジビエ工場見学」をしてきました。休みでもジビエ。とことんジビエを極めたいんです。
人生初の瀬戸内海。というか兵庫県が僕の人生最西端の旅行でした。楽しかったです(小学生並みの感想)。
姫路はちおこ同期の方の地元ということで、栗拾いを案内してもらいました。兵庫の栗は、デカかった。とてもデカかった。びっくりするくらいデカかった。栗だけに。栗拾いを終えてからお湯に通して保存、お土産がめちゃくちゃ多くなりました。ありがとう。
別日、ジビエ工場を見学させていただきました。工場内の様子は写真を上げられませんが、2軒のジビエ事業を見て回りました。片方は年間で2000頭もの鹿を受け入れている大規模なジビエ工場の事業者さん。もう片方は個人で年間500頭の鹿を捌いている事業者さん。どちらもMOMIJIでは得られなかった新鮮な発見があり、とても有意義な旅行でした。MOMIJIの良さも再確認しつつ、兵庫のジビエ事業者さんの良さをうまくMOMIJIにも取り入れていきたいと思いました。
さて、公私ともに活動紹介を終えたところで、今月の報告を終わります。来月はもう11月、2022年も終わりが近づいてきましたね。。。また次回、お会いしましょう!
今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?