【ちおこ】2023年2月【活動報告】
1か月ぶりですね。お久しぶりです。松橋翔です。今月は僕自身初めての経験が多く、新鮮な気持ちで仕事をすることが多かった月でした。初めてのハンティング、初めてのツアーガイドなど、たくさんの経験を重ねた月でした。
また、今月は季節の移り変わりを感じさせる温かい一か月間でしたね。春の訪れを随所で感じるような月でした。それでは、今月の活動報告に移ります。今回は少し短めです。最後までお付き合いいただけますと幸いです。それでは、どうぞ。
【2月2日OEM試作品】
「OEM」という聞きなれない単語が出てきましたね。[ Original Equipment Manufacturing ]の略で、直訳すると、「オリジナル製品製造業」となります。柔らかく言うと、他社からの業務委託を受けて製品を作る業務です。
今回は北海道のジビエ事業者からの委託で、エゾシカのペットフード用ミンチを作ることになりました。普段より小さめのパックに40gずつミンチ肉をパックしていきます。ミンチのパラパラ感を出すのが難しい。ミンチ40gを手でざっくり量り取るのが難しい。など、意外と難しいことだらけでした。今後新工場体制になると、加工施設に搬入する鹿と同時に社外の鹿肉の加工も受け付けるようになるとのことで、このような取引が増えてくるかと思います。柔軟な対応力を養っていけるよう頑張りたいところです。
【2月上旬ツアー準備】
今回のツアーは、「マタギ流」をうたう山歩きツアーです。僕にとって初の「ツアーガイド主担当」でした。さて、このツアー、何をするか検討し、「動物の足跡探し」と「マタギの文化」と「マタギの狩り」について扱うことになりました。
・足跡を見て、どの動物かが分かるようになる。
・マタギの山入りの儀式や山言葉が分かるようになる。
・マタギの狩猟スタイルや道具を知る。
この3本立てでツアープログラムを構成しました。
今回はモニターツアーということで、ツアー実施後にアンケートを実施、温かい応援メッセージをたくさんいただけました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。3月にもう1度ツアーがあるため、そちらも頑張ります。参加してくださる皆さん、よろしくお願いいたします。
【2月3日、24日鹿網対応】
畑の網に引っかかった鹿を捕獲、回収する業務です。先月の初めての出動に続き、今月は2件の網鹿案件に対応しました。どちらも生きた状態で網に引っかかっていて、止め刺しはナガサを使いました。現状MOMIJIでは網に引っかかった鹿は焼却処分ですが、この鹿の命も何とか価値にならないものかと考えていきたいものです。今回は角だけでもと、絡まった網を外して立派な角を拝借しました。これから角を加工して価値に変えていきたいと思います。
【2月22日ホカクン移設】
今年度中最後の箱罠の移設作業をしました。残念ながら前回の設置場所では捕獲実績を残すことができませんでした、、金沢集落の奥からさらに奥地へ。畑のすぐ横に設置しました。今回は移動時間含め、2時間以内に移設がすべて完了!慣れると早いものですね。
今回の移設場所は畑のすぐ横ということで、農作物被害防除の一助になればと思います。
【2月末日 春の訪れ 山菜の気配】
今年もついに待ちに待ったこのシーズンがやってきました。
山菜!ばっけ!!フキノトウ!!!ついに始まりますね。とは言ってもまだ山は雪に包まれているため、里でのばっけ探し程度のものですが、これから少しずつウド、シドケ、タラの芽、タケノコのシーズンが順々にやってくると思うと楽しみで仕方ないです。今年は5月に山菜採集ツアーを実施予定なので、そちらも楽しみ!いよいよ大槌に移住して来て2度目の春到来。楽しみが尽きない今日この頃です。
【まとめ】
今月は初めてのOEM、初めての狩猟、初めてのツアーガイドなど、たくさんの初めてを経験しました。気温も暖かくなり、いよいよ春到来の予感がします。3月で、僕が大槌に移住してから丸一年が経過します。大槌町民一年生から二年生に進級し、ますます楽しみが増える今日この頃。来月はどんな挑戦が待っているのか楽しみです。それでは今月はこの辺で失礼します。最後までお読みいただき、ありがとうございました!