花ざかりの爺さん
昔 昔
あるところに真面目なお爺さんが住んでいました
お爺さんは
まるで子供の様に可愛がる犬を飼っていました
名前はシローといいました
お爺さんがシローを連れて
畑仕事をしておりますと
シローが鳴いて、ある場所まで連れてゆきました
👴「シローや、どうしたんだい?」
🐕️「ルックルックこんにちワン」
「ルックルックこんにちワン」
👴「シローや、ここを掘ればいいんじゃな?」
お爺さんが地面を掘りますと
中から小判がザックザックと出てきたではありませんか!?
👴「シローや、お前は福の神じゃな!!」
お爺さんはその大金で
キャバクラ通いをして楽しみました
それを見ていた隣の家の意地悪なお爺さんも
自分もキャバクラ通いをしたいと
大金を手に入れるために
シローを借りにやってきました
意地悪なお爺さんに無理矢理引っ張られて連れて行かれたシローは
道の途中で鳴きました
🐕️「カッパカッパおっしょう様ワ~ン」
「カッパカッパおっしょう様ワ~ン」
意地悪なお爺さんが地面を掘りますと、中からキャバクラの請求書が沢山出てきました
どうやら真面目なお爺さんは
キャバクラでかなり豪遊をした様で…
意地悪なお爺さんは大層な支払いをさせられました
👿「え~い、こうしてくれるっ!!」
🐕️「キャイ~ン!!」
意地悪なお爺さんに叩かれて
なんとシローは死んでしまったのです…
何も知らない真面目なお爺さんは
シローを手厚く葬り、そして墓に一本の木を植えました
その木は
あっという間に大きくなり
お爺さんはその木を切り『うす』を作りました
そして、その『うす』でペッタン、ペッタンと
シローの大好きだったお餅をつき始めました
すると!?
なんと!!『うす』の中から
美女が出てきたではありませんか!?
👴「うっひょ~っ(„ಡωಡ„)ニヤリ」
お爺さんはその美女を
二号さんとして囲いました
それも見ていた隣の家の意地悪なお爺さんは
自分も二号さんを囲いたいと思い
『うす』を借りにやってきました
意地悪なお爺さんも真似をして
ペッタン、ペッタンと
お餅をつき始めました
すると『うす』の中から出てきたのは…!?
なんと
『二人の郷ひ○み』が出てきたではありませんか!?
『二号』ではなく『二郷』…
すると意地悪なお爺さんの女房が
『二人の郷ひ○み』と逃げてしまったのです…( ̄□ ̄;)!!
意地悪なお爺さんは怒って『うす』を燃やしてしまいました…
👴「シローや、すまない…」
やっぱり何も知らない真面目なお爺さんは
その『うす』を燃やした灰を集めて持って帰ろうとしました
その灰は風に舞い
村中に広まりました
すると今度は
村中のお爺さん達がムクムクと元気になっていくではありませんか!?
超高齢化社会で過疎化が進んだその村も花ざかりのお爺さん達で第三次ベビーブームが起き
それを聞いたお殿様が、真面目なお爺さんに沢山の褒美をくださったのです!(๑•̀ㅂ•́)૭✧
やはり意地悪なお爺さんも真似をして同じ様に灰を撒いてまわりました
しかし花ざかりどころか
その撒いた灰のせいで大気汚染が起き
光化学スモッグが発生し…
意地悪なお爺さんは
お殿様から
6ヶ月以下の懲役、又は50万円以下の罰金が言い渡されてしまったのです(>_<)
………(´-ω-`)
キャバクラ通いと二号囲う爺さんの
何処が真面目じゃいっ!!
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
(笑)(笑)(笑)
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