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【美術展2024#39】Tokyo Gendai@パシフィコ横浜

会期:2024年7月5日(金)〜7月7日(日)

Tokyo Gendai とは、国内外のアート関係者が一堂に会する世界水準の国際アートフェアです 。世界各国から集結した、国際的に評価されている現代アートギャラリーによる作品の展示と販売をするイベントです。
選りすぐりの作品の展示に加え、トークプログラムやイベントなど充実したラインナップを通じて、カルチャーやインスピレーションの交流が広がるプラットフォームの確立を目指してます。
フェアを通して、長く実績のある日本のギャラリーシーンや、さまざまな美術館や財団との連携などにより、東京でしか味わえない豊かなアート体験も提供します。
Tokyo Gendaiの第2回は、2024年7月5日〜7日(VIPプレビューは7月4日)、パシフィコ横浜ホールC/Dにて開催されます。

TOKYO GENDAI

期間3日間の夏フェス。
現代美術のフジロック。
溜まっているレポートは10件以上あるけれど今回はスピード感が重要かと思い全てすっ飛ばしての優先note。

現代美術マーケットの最前線を体感するためになんとか諸々調整つけて参戦。
今更こんなところに出品するかねというくらいの大御所の作品があるかと思えば、大学時代の同級生の作品なども出品されていたり。
作家本人や各界の著名人が普通に会場にいる中に、めっちゃSPがいるなと思っていたら河野太郎大臣が歩いていたり。
そんなまぜこぜ感が祭りっぽくて良い。
チケットは4,500円もしたがその分がっつり半日しっかり楽しんだ。
中国や韓国のギャラリーも参加していて、全く知らなかったが興味を持った作家もたくさんいたが、キリがないので名の知れた方々を中心に気になった作家を紹介。


菅木志雄

入ってすぐの菅木志雄。
小山登美夫ギャラリーからの出品。
もの派界隈でなんだかんだいって一番生きながらえている人物。


ジュリアン・オピー

部分拡大
初日だがすでに1210万円で売却済
1650万円 こちらはまだ売れていない


奈良美智


千住博

日本画界の巨匠。
見せ方次第で現代美術作品にも見えてしまう。


李禹煥


サイ・トゥンブリー


草間彌生


フランシス真吾

先日までの茅ヶ崎市美術館での個展が記憶に新しい。


杉本博司

小田原文化財団ブース


直島

福武財団ブース

安藤忠雄のドローイングあり。


川俣正


淺井裕介


Xu Ning


田名網敬一


松山智一


金氏徹平


宮永愛子


岡崎乾二郎


ユーイチロー・E・タムラ

すごい作品があった。ごろごろしてるカウボーイとB-BOY。
だがこれをどうやってマーケットに落とし込むのだろう。


高橋盾

「UNDERCOVER」の人。やりたいことをやる人生いいな。


ペロタンギャラリー


カルダー財団理事長&PACEギャラリーCEOと片岡真美森美術館長のシンポジウム

つい先日、麻布台ヒルズギャラリーのカルダー展に行ったのだが、ちょうどカルダー財団理事長らと片岡館長のシンポジウムをやっていたので聴講する。
なんで今更カルダーをやるのだと思っていたのだが、カルダーを扱うPACEギャラリーが麻布台ヒルズにオープンするとのことなのでその辺の事情だったのですね。
後半のQ&Aでカルダー作品は動いている状態と止まっている状態のどちらが美しいか、とのQに「カルダー作品は再生可能な絵画である。どちらも美しい」と財団理事長の回答だったが、なるほどと思った。
カルダー作品は「動く彫刻」とも言われるが、理事長の言う「再生可能な絵画」の方が腑に落ちた。

なんだかんだとあっという間に半日を過ごしてしまったが、まさに現代美術マーケットの最前線という感じで金持ちっぽい方々が風を切るように闊歩し、目の前でマネーが飛び交っていた。(実際に100万円単位の作品が次々と売れていくのを目の当たりにした)

帰りの駐車場にはロールスロイスだのベントレーだのランボルギーニだのフェラーリだのと超高級車が連なる中、私はそそくさと愛車のTOYOTAに乗り込み会場を後にした。
自分の庶民っぷりをまざまざと見せつけられてなんだか切なくなったが、良質な作品をたくさん見れたので満足度は高い。
これからも一美術愛好家として細々と界隈をふらふらさせていただきますので関係者各位何卒よろしくお願いいたします。



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