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初期衝動は突然に

ヘヴィメタル専門誌『ヘドバン』記念すべき20冊目のテーマは「人生を変えたメタル」
こりゃ買うしかねえ〜!しかも大好きな冠兄貴の人生を変えたメタルの話が聞ける!
入手が遅れたもんでそのインタビューを読んだのもつい先日なのだが、やー、やはり良い記事だった。


今、冠さんほどメタルを広めることに全力を賭けている人はいないんじゃないかと思う。
そんな冠さんの考えは私も同意するところが多い。

お茶の間にもっとメタルを。

ゴリゴリのメタラーからしてみれば、それを良しとしない人もいるかも知れんが、それでもいろんな人にメタルを聴いて楽しんで欲しい。
まだメタルを知らぬ人々がメタルに触れて、今までにない大きな衝撃に出会う。メタルに触れる感動を体験する!その瞬間のために、彼は今日もメタルを歌うのだろう。


メタルは"戦う魂、貫く心"

"生き方"がメタル。なんてカッコイイんだ!!
「ニンジャは"なる"ものにあらず、"する"ものなり」みたいな…生き様!
そうなる過程で、まず最初にあるのは「メタルが最も心が燃えたぎる音楽」ということをその人が感じているから。
これはメタル以外のどんなジャンルにも言えることだと思うけど、好きになればなるほど「メタルはこうあるべき」と考えが凝り固まっていくことはよくある。
でもそれを好きになった時のことを思い出してみれば、なんで好きになったのかってそれは初期衝動に他ならないわけで。
多くは全く予期していないところに、所謂「ブン殴られる」というような衝撃を心に受けて、我々はすっかりその「ブン殴ってきたもの」に魅了されるのだ。
それはひどく気持ちの良い体験で、そういった体験が出来ること自体とても幸せなことなんだろう。


今号のヘドバンでは、アーティストに限らぬ多くのメタラー達が、各々の「人生を変えたメタル」について語っている。
思っていたより「最初はこういううるさいやつには興味なかったけど」という場合が多かった。初期衝動はある日突然湧き起こるのだ。
メタルに限らず、この先の人生、死ぬまで何にブン殴られるかわからないね。

あなたにもいつか突然メタルに目醒める日が来るかも知れないよ。



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秋月翼
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