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原画展、それは漫画の息吹を感じる場

今日は荒木飛呂彦原画展 JOJO-冒険の波紋-に行ってきた。

私が『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに初めて触れたのは、周りの友達と比べて少し遅めの大学時代だった。
それでもその鮮烈な印象は当時の私に焼き付いて、それからというもの私はすっかり心を奪われているのだ。

ジョジョの大規模イベントといえば、ざっくりと2012年のジョジョ展、2017年のジョジョフェスinS市杜王町があり、そして今回の原画展である。
私は残念ながら2012年のジョジョ展には体調不良で行けなかった。
だからこそ、2017年の仙台のイベントは気合を入れて、前々からしっかり準備して臨んだ。あれは本当に楽しかった。
それだけに2017年の仙台での思い出が今でも記憶の中で煌めいていて、己のジョジョ熱を燃やし尽くした感があった。

そこへ、今回の原画展である。
先立つ今夏、東京の国立新美術館で開催された。その開催情報を知った当時の私は、「ウヒョーまた原画展するのか!こないだも大規模なやつしたのに!しかも美術館て!」と驚いたものだ。
さらにそれが大阪にも来るなんて。グレートですよ、こいつは!


さて、なんて長い前置きだ。
行ってきましたとも、大阪文化館・天保山!いつ来ても天保"山"とは…?とならずにはいられない天保山!

海遊館前のデッキ広場から見えるDIO様だ

展示の一切が撮影禁止のため画像ではお伝えできないが、端的に申し上げて震えたぞハート!
前述のとおり、ジョジョに関してひと通りの情熱は去年仙台で燃やし尽くして、今は静かな炎がゆるやかに燃えているような状態だったが…やっぱりジョジョは良い。荒木飛呂彦先生の作品は良い…。
もはや「良い…」しか言えなくなった。それほど濃密なものだったのだ。

今回の展示のために、荒木先生は等身大のキャンバスを用いた12枚の絵を描かれた。
この企画は先生ご本人も「漫画家として初めて」とおっしゃっている。

荒木先生も自身の著書で書かれているように、漫画は芸術作品だと思う。
面白い漫画作品は我々を時に笑わせ、時に熱くさせ、時に感動させる。人の手で作り上げられた作品がこんなにも人の心を掴んで離さないなんて、これが芸術でなくて何だというのか。
印刷製本されたものを読むだけで心を掴まれるのだ。原画、さらに巨大なキャンバス絵なんて見た日には…!

荒木先生はこの原画展に寄せて「漫画のライブ感を楽しんで」というようなことをおっしゃっている。
普段は印刷でしかお目にかかれない漫画の「生きたままの姿」。これまでも私は山口貴由先生や緑川ゆき先生の原画展に行ったことがあるが、その時に感じた感動というのはこれか、と納得した。
漫画という芸術の生きた姿。それは「永遠の一瞬」を閉じ込めた、脈打つ魂を確かに感じる姿なのだ。


グッズ売場で購入した5部ランダム缶バッジはなんと、レアなキラキラ仕様のジョルノ&ゴールドエクスペリエンスだった。ディ・モールト・ベネ…ッ!


〜オススメ図書〜
『荒木飛呂彦の漫画術』


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秋月翼
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