野田秀樹氏や平田オリザ氏らの発言と炎上に関する感想 ①

まず初めに、私の立場を明確にさせていただく。

私は、演劇業界の人間ではない。これまで生で見たものも、昔学校が何やら当選したとか何とかで、劇団四季の公演を同学年の児童と引率教師で見た、とかその程度である。

一応、私個人も音楽(吹奏楽)に触れていた時期はあるが、それも部活やサークル活動であり、コンクールの支部大会に出たとか、定期演奏会に出ていたとかそんなものであり、間違っても「自分は芸術関係の人間だ」ということはできない。そのため、芸術業界の人々から見たら「こんなことも分かっていないのか」「業界のことを何も知らないじゃないか」と感じるかもしれないが、それは無知であるためなので、ぜひともコメント等でご教示いただければ幸いだ。

さて、ここから本題に入らせていただく。

まず、今回の炎上騒動の発端となったのは、野田秀樹氏の意見書であろう。

この中の「演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。」という発言が「スポーツを見下している」として反感を呼んだと記憶している。

私としても、この発言には断じてうなずくことはできない。現場で何が起こるかと手に汗握る空気、観客の一喜一憂、声援や叱責に答えようと奮起する選手。すべてのファンが見に行けないとしても、これらの空気があってこそだという意見もあり、私もそれにはうなずくことができる。

そこへきて「スポーツイベントは観客なしでもできる」という発言はいかがなものだろうか。ならば、「演劇?インターネットを使った有料配信を行えばいいじゃないか」「DVDやBlu-rayに記録し、それを販売すればいいじゃないか」と言われたらどうだろうか?少なくとも「これで多少のお金が稼げるのではないか?様々な技術が進んできた現代における方法の1つとしてアリでは?」と私は思う。もちろん、これで十分な資金となるかという問題はあるかもしれないが、「劇場が開かなければ演劇は100%開催不可能である」という言葉への1つの回答ではなかろうか。

「野田秀樹氏や平田オリザ氏らの発言と炎上に関する感想」と書いておきながら、野田秀樹氏の発言に関してだけでここまで長々と書いてしまった。平田オリザ氏の発言に関しては次の記事への分割として書かせていただく。

芸術関係者の皆様、特に演劇関係に詳しい方がいらっしゃれば、ぜひともコメントを頂きたい。返信をお約束はできないが、目を通させていただこうと考えている






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