【山田寛人編】2023セレッソ大阪 レンタル組ウォッチ
どうも。Masyuです。
前半戦レビューシリーズも折り返し。
本日は結局山田こと、【山田寛人】編をお届けします。
多くの出場機会を得ることができた前半戦になりました。それでは!
前回まではこちらから↓
◆仙台で挙げた成果
■出場時間
リーグ戦・21/22試合出場(うち14試合先発) 1218/1980分 2G2A
天皇杯・0/1試合出場 0/90分 0G0A
■出場ポジション
・CF(4-4-2,3-1-4-2) 21試合
昨季、山田はセレッソでリーグ戦20試合に出場。これがキャリアハイだったわけですが、今年は既に21試合に出場し、その記録を更新しています。
この21試合出場はチーム最多タイです。大事に使っていただいていることがわかります。ありがとうベガルタ仙台。ただし借りパクはダメだ。
6/7の天皇杯、11の磐田戦と連続でベンチ外になっているところを見ると普通に怪我かコンディション不良でしょう。単純な競争だけ見れば、唯一の全試合出場も十分に有り得ました。
また、前回移籍時にはWGとして使われていましたが、今年はしっかりと2トップの一角で固定されているのは大きいです。
ベガルタの2トップは基本的に1.5列目タイプの選手(元彦や氣田)とCFタイプの選手(山田や中山)が組むといった感じなんですが、そのCFタイプの選手が3人で4点しか取れていないというのは割りと由々しき事態です。
チームとしてSHの郷家やセカンドトップの元彦が点を取れているからいい、ということならいいんですけど、開幕前「監督や強化部から15点取ることを求められている」と言われていた山田からすると少し心配な成績になっています。
単純に決定機を逃すことも多く、ゴール期待値が実際のゴールを上回ってしまっている状況なのですが、そもそもシュートが少ないという話はあります。
90分あたり1.6本という数字を多いと見るか少ないと見るかは議論が分かれそうですが、J2で昇格を争うチームで出場機会を最も得ているFWがこの数字というのは寂しいところだと思います。
ただ、下馬評より苦しんでしまっているチーム状況の中で、序列を上回れられることがなく、FWとして出場機会を得れているのは合格点と言えるのではないでしょうか。
◆後半戦に向けた展望
■どうやったら点が取れるのか
仙台の試合を見ている感じ、山田はかなり上下左右問わず動くことによって他の選手を空けたり、スペースを作り出すことを求められている(自ら考えてしているのかもしれないが)印象です。そのため、最終局面で自分がいい状況でボックス内にいることがあまり多くなく、それがCF以外の選手に得点が多いことに直結していると思われます。
…どっかのチームでも問題視されてましたね。これ。
山田の評価軸の一つとしてこの周りのサポートというところは大きいでしょうから、変に急に中央に留まるようになるというのは違うんでしょうかけど、シーズンが進むに連れてしっかりと連携ができていくことにまず期待していきたいですね。
ボランチの人選についても最近は元彦はやはりボランチで使いたい、という仙台サポの意見が多いように感じるので、今後また色々と変わってきそうです。
出場機会という面では十分な成果を残していますが、昨季10点取った藤尾が結局定着できなかったことを考えると得点面が圧倒的に足りません。
「なんでもできる、万能型ストライカー」以上の存在に。
後半戦はより得点にこだわるような姿勢に期待です。
次回、【中島元彦】編でお会いしましょう〜。
前回まではこちらから↓