【松本凪生編】2023セレッソ大阪 レンタル組ウォッチ
レンタル組ウォッチも残り3人。来年は1人記事じゃなくてまとめちゃった方がいいのかな、なんて思ってます。
さて、本日は昨季からのレンタル継続でヴァンフォーレ甲府に残留した松本凪生の前半戦を振り返ります。
前回まではこちらから↓
◆甲府で挙げた成果
■出場時間
リーグ戦・18/23試合出場(うち17試合先発) 1372/2070分 1G1A
天皇杯・0/1試合出場(うち0試合先発) 0/90分 0G0A
■出場ポジション
・ボランチ(4-2-3-1) 18試合
開幕15試合連続スタメン出場。
2ボランチで横に並ぶ相棒が変われど絶対的な存在となっていました。
しかし、以降8試合でスタメンはわずか2回のみ。ベンチ入りすら危うい状況に置かれてしまっています。
その理由を読み解くために前半戦、枠を争ったライバルたちの特徴や現状について振り返っておきましょう。
・林田滉也
大卒2年目。ルーキーイヤーの昨季は中盤に大怪我を負ったが、そこまでは開幕2戦目から22試合連続ベンチ入り。うち9試合でスタメンで出場するなど評価は上々でした。
今季は最序盤こそ出番がありませんでしたが、9節からは21節まで全てスタメンで出場。
その21節で怪我してしまったみたいですが、間違いなく現在のボランチ一番手。CBもこなすほどのボール奪取能力を持つ。
・佐藤和弘
32歳のベテランプレイヤー。今季加入。
開幕戦こそスタメンでしたが、2節の徳島戦では怪我となり2ヶ月強の離脱となってしまいました。
ただベテランらしいバランス感覚と積極的なミドルシュートや縦パスで信頼をつかみ、復帰の慣らし運転が終わった16節から22節まで1試合を除きスタメンで出場。
現在の2番手。
・品田愛斗
今季、FC東京からレンタルで加入。
2018年にプロ入りして以降は4年間で20試合の出場に留まっていた中での勝負のレンタル移籍。
佐藤が2節に大怪我を負ってからは6試合連続でスタメン出場。凪生とコンビを組みました。
そこから彼自身も怪我で長期の離脱となってしまいましたが、10試合572分の出場で2ゴール2アシストとボランチ組で一つ頭抜けた得点関与能力を持っています。
昨日、ご結婚を発表されていらっしゃいました。おめでとうございます。
(・長谷川元希)
後半、得点が欲しい場面で1列前からボランチに立ち位置を移します。
ここまで数試合出番が減ってしまっているのは
・タイプの被る林田の序列が大きく上がっていること
・林田+凪生や佐藤+品田というペアは基本的には組まれず、林田or凪生+佐藤or品田というペアが好まれていること
・トップ下+1トップのメンツが固まってきて、より攻撃的な選手をボランチに置きたくなった
・シーズンが経つにつれて、ボールを持てる時間が増えたため、よりクリエイティブな選手が求められるようになった。
・(見てる感じ)凪生のコンディションがあまりよくない。
などが理由ではないかと考えられます。
◆後半戦に向けた展望
現時点では3、4番手を争う立場まで落ちてしまいましたが、後半戦はACLもありますし、昨季制した天皇杯も本格的に始まってきます。
試合数が単純に増えますし、ACLにしろ、天皇杯にしろ基本的には格上と戦うことになるため、ボール奪取を武器にする凪生の需要は増えるはず。
また残念なことではありますが、チーム自体がここ5試合1勝2分け2敗と軽くブレーキが掛かっている状態ではあるのでもしかしたらフォーメーションやロールも変わるかもしれません。
セレッソもボランチは大激戦区になっていますから、世界を知って、更に出場時間を得て、成長して帰ってきてほしいと思います。
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