ハッカソンは採用チャネルになり得るのか。HRからWEB3を深読み
今回は、ハッカソンをHR目線で見て考察してみました!
深読みシリーズについて
ハッカソンとは何か
WEB3では、ハッカソンが非常に盛り上がってきていますが、
そもそもハッカソンとは何でしょうか。調べてみると以下のように出ます。
つまり、何らかのテーマを決めた開発合宿(大会)のことを指すと分かります。
WEB3におけるハッカソンの事例
SNSなどでも、WEB3ではWEB2よりもより多くのハッカソンが行われているのが見て取れます。
まとまっているリンク事例:
これは、WEB3から考え始めたのでは気づきづらいかもしれませんが、「日本人でも海外のハッカソンの情報を集めて参加できる」というのはWEB2になかった文化だと思います。これによって、いい意味でグローバル化が進むのと、悪い意味で人材流出をしているのだと感じます。国境なくコミュニケーションできるのはまさにWEB3ですね。
ハッカソンによるWEB3プロジェクトへの効果
①コミュニティの作成
ハッカソンを行うのは主にLayer1、Layer2の企業が多いと感じます。ここから見て取れるのは、そのLayer1、Layer2を活用したプロダクトやユーザーを増やす1つのマーケティングチャネルとしてハッカソンを利用しているという意図です。いくら良いチェーンだとしてもユーザーが付かなければ経済圏が生まれないので、、、
また、プライズを自社トークンで発行しているのも特徴的でした。これによって、例えばAstar主催のハッカソンで生まれたGameFiではASTRを広告費または検証費として活用が出来ます。
②スキル理解とノウハウ共有
WEB3は毎日光の速さで、情報が流れ込んできます。その中で、一つ一つのチェーンやプロトコルの理解をしていくのは非常に大変ですし、難解です。
DAOという言葉で表されるように、WEB3プロジェクトの多くは自社でやれないことは他社と一緒にやったり、協力してやったりすることも多いです。
ハッカソンでは、自社のプロトコルを活用して何か新しい事業アイディアを作ってもらうことが出来、いい意味で社内で対応できないコンテンツの創生を外部委託しているような考えも出来ます。
こういった意味で、社外に同じリテラシーレベルで自社プロトコルを活用できる仲間を増やすという意味でハッカソンは活用できるのかもしれません。
ハッカソンは採用になり得るのか。
結論、可能性はあると思いますが、今の仕組みでは難しいのではと思います。実際、WEB2企業においても技術イベントや採用イベントなどから採用している事例はありますが、イベントセミナー寄りのものが多くハッカソンとは少し傾向が異なります。
なので、採用目的でハッカソンを行うのは、未だ少し早いのではないかと思います。今後、技術コンペ×採用イベントのようなハッカソンが行われていくと非常に面白いのではないかと思いました。
まとめ
WEB3においてハッカソンが多く行われているのが目についたので、今回深彫りしてみた。DAO的なコミュニティ作りであったり、パートナー探しには効果的だが、未だ採用(HR)には活かしづらい印象です。今後、弊社でも採用目的のイベントやハッカソンに近いものを企画し検証していければと思います。