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【初心者起業家必見】M&Aやファイナンスに関する専門用語を分かりやすくまとめました!①【M&A、FA、NDA、ノンネームシートとは】

皆さん、「M&A」とは何の用語の略だろうか。

金融やこの界隈では、沢山の横文字が並び、まず間違いなく初心者が躓くのが用語の意味分からない問題である。

こちらのシリーズでは、代表的な専門用語をいくつかピックアップして解説していく。一つずつでも覚えて使えるようになると嬉しい。
※定義は様々なので、スタートアップ目線で説明することとする。

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1、M&A(エムアンドエー)

例:「A社がB社を20億円でM&Aして子会社化しました。」

M&Aは、「Merger(合併) and acquisition(買収)」の略語である。

分かりやすく言うと、ある企業が、他の企業の株式や事業を合併や買収することである。

株式や事業を譲り受けることによって、企業の経営権を獲得することができる。中には、株式を全て100%買収する場合(合併)や、ある一つの事業のみ買収する場合(事業買収)などがある。

M&Aをする目的としては、買収企業側としては、自社の利益や人材、営業拡大などの成長戦略ですることが多い。
売却企業側としては、自社だけでは出来なかった事業を促進する目的や資本提携、業務提携などのサポートを期待して参画することが多い。


2、FA (エフエー)

例:今回のM&Aに関してFAに助言を求めたいと考えている。

FAは、(Financial Adviser)の略語である。財務アドバイザー、M&Aアドバイザーと同義の場合もある。※M&A仲介は後程説明する。

分かりやすく言うと、M&Aに関する知識、企業との交渉や財務会計、税務や法律などの専門スキルを持っている人々がFAである。

買収企業側と売却企業側のそれぞれに別のアドバイザーがついて交渉にあたること場合が多い為、それぞれの企業経営者にとっては強い味方になる存在である。

元々、アメリカで投資銀行(IBD)の方々がM&Aの職務にはつくことが多かった為、ファイナンスの専門家を意味するFAが使われるようになったと言われている。

簡易な大枠の流れは以下である。

M&A交渉前
・M&Aの戦略企画
・相手先企業の調査
・産業、市場、規制などのリサーチ
・売却、買収ターゲット選定

M&A交渉中
・秘密保持などの契約準備
・士業人材へのネットワーク
・監査準備
・デューデリジェンス準備(事業DD、財務DD、法務DD)
・契約書作成
・クロージング

M&A交渉後
・統合した後の整備
・経営支援

FAは経営だけでなく、ファイナンスや労務など会社の全てのプロフェッショナルと言えるだろう。

それだけに、優秀な学生や成長意欲のある方々が目指すことも多い。花形の仕事である。ぜひ、興味のある人は目指してほしい!


3、NDA(エヌディーエー)

例:今回のM&Aにおける、NDAを巻いてほしい。

NDAは、(Non Disclosure Agreement)の略語であり、簡単に言うと、秘密保持契約書の意味である。
※CA(Confidentiality Agreement)も同義で使われることがある。

一言でいうと、M&Aは会社の経営権を売買する程の大きな取引なので、第三者の関係者以外に情報を漏らさないでくれという契約。

例えば、売却を希望している側の企業が、勝手に競合や他の企業に「あの会社業績伸び悩んでいて、売却を検討しているらしいぞ。」などと言われると、業務妨害や営業妨害といっても差し支えない。
従来M&Aの際は、売却企業側の機密情報まで知ってしまうので、その情報をどこまで開示していいのか、又目的外の使用を禁止したり、契約の有効期間や損害賠償についての内容がこのNDAに書かれることが多い。

専門の弁護士や士業の方々にサポート頂き、作成することをオススメする。


4、ノンネームシート

例:ノンネームシートで良ければお見せできます。

ノンネームシートは、具体的な企業名を隠して、一定の情報を記載した資料のことである。

上記(3、NDA)で書いた通り、基本的にM&Aの流れにおいては、秘密事項が多すぎるので、契約書をしかないと話すことが出来ない。

しかし、M&A交渉前(NDA締結前)のフェーズにおいてリサーチをする場合には、何も情報を出さないと検証ができないので、このノンネームシートを活用することが多い。

ノンネームシートには、会社が特定されないように、地域や売上高、事業内容や特徴を匿名で隠したものをイメージしてほしい。

以下、参考のために日本M&Aセンター様のノンネームシートひな形を記載する。引用元:https://gentosha-go.com/articles/-/3022

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このノンネームシートを活用しリサーチを終えて、その後にNDA契約を締結し、そして、具体的なM&A交渉に移っていく。

万が一にも、秘密情報によって被害を被らない保険として、NDAやノンネームシートの活用をすることで、安心してM&A交渉を進めることが出来るのである。


まとめ

まずは、基礎初級編のM&A用語を解説してみた。

何か、分かりづらい表現やアドバイスなどがあれば教えてほしい。
引き続きオンラインで読むだけでM&Aやファイナンスが分かるメディアマガジンを目指していくので、続けて覚えるまで読み続けてほしい。


【M&AGAZINEについて】

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『M&AGAZINE』は、「ファイナンスやM&Aなどの知識に関してカジュアルに学びたい。知識がもっと欲しい。」という方の為の最初の一歩となるフィンテックメディアです。

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・投資事業部
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・M&A買収したい企業担当者
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