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M&Aやファイナンスに関する専門用語を分かりやすくまとめました!③【バリュエーション、DCF法とは】
今回は、「バリュエーション」に関する用語の意味を解説していく。
金融やこの界隈では、沢山の横文字が並び、まず間違いなく初心者が躓くのが用語の意味分からない問題である。
こちらのシリーズでは、代表的な専門用語をいくつかピックアップして解説していく。一つずつでも覚えて使えるようになると嬉しい!
※定義は様々なので、スタートアップ目線で説明する。
1、バリュエーション(Valuation)とは
例:この会社のバリュエーションはどれくらいですか。
バリュエーションとは、企業の利益・資産などの企業価値評価のことである。M&Aにおいては、売却側の企業の値段となる為、非常に大切な概念である。
つまり、会社の値段である。
企業の評価対象はいくつかあり、以下のような呼び方をする。
・事業価値:投下資本利益率を反映させた長期的なキャッシュフロー稼得能力の基である有形無形の事業資産等からなる事業そのものの価値。
・企業価値:事業価値に非事業用資産の時価を加えた企業全体としての価値。
・株式価値:企業価値から負債投資家の取り分を控除した価値。
スタートアップの資金調達では、投資家にバリュエーションを聞かれたときに、企業価値としてなのか、事業価値としてなのか、などが分かっていないことも多く、それによって商談が進みづらい時もある。
バリュエーションの手法には多様なものがある。
・インカムアプローチ:Ex.DCF法、配当還元法など。
・マーケットアプローチ:Ex.市場株価法、類似会社比較法、マルチプル法など。
・コストアプローチ:Ex.簿価純資産法、時価純資産法など。
それぞれの手法の特性を鑑みて、バリュエーションすることが大切である。
2、DCF(Discouted Cash Flow)法とは
例:今回は、DCF法で算定してバリュエーションしました。
上記に書いたバリュエーションを出すための一つの手法である。DCF法は、会計上の利益ではなく、キャッシュそのものを用いていることからファイナンス理論に最も忠実的な評価方法と考えられる。
企業が将来獲得すると期待されるキャッシュフローの金額を、現在価値に割り引いて、その合計額を企業価値とする方法。
計算式については、分かりやすい記事があったので引用しておく。
ただ、上の記事内にある通り、理論上のバリュエーションと実際に利用されているバリュエーションには違いもあることが多いので注意も必要。
まとめ
今回は、M&Aにおける大切な概念、バリュエーションについてをまとめた。
計算手法については、様々な経験則や手法を覚えなければならないので今後も継続して更新をつなげたい。
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