【メーカーウィズ】我ら、崖っぷち四天王!
今回はおろしponzu氏の『我ら、崖っぷち四天王!』の感想ブログです。
おろしponzu氏の作品はツクールフェス時代から何作か遊んでいて、どれもクオリティが高いものばかりです。
特色としては全方向にバランスが良い作品を作られる方で、はっきり言ってしまうと俺はこの人のファンなのである。
ちなみに『陰陽少女 ナツメ』『怪傑★メアリー海賊団っ!』は過去のブログで感想書いたことあるので、めり込ませておこう↓
※ネタバレは基本しないようにしてますが、完全に避けることはできないため未プレーの方は遊んでから読むことをすすめます。
四天王その1 バランスの良さ!
冒頭で全方向にバランスが良いと書きましたが、まずキャラに関してはとてもイキイキとしたキャラが毎度登場しております。
今回で言えば主人公側の四天王はもちろんのこと、敵となる勇者側の4人についてもそれぞれキャラの特色をきちんと描いているのがよくわかるんですね。
またもう1人の重要なキャラクターとして魔王がいるが、ここも四天王とは違う視点での魔族の立場としてのキャラクター性があるわけでさぁ~
一方でマップと演出についても、見やすさを重視つつもテンポの良さや迫力を損なわないように作られているという印象です。
アニメーションを効果的に入れているのがすごく良いアクセントになってますよね。
キャラとマップ、演出とそれぞれが生きるような形で噛み合っているので世界観が作られるわけですが、まさにボクチンのような初心者をはじめとして多くのウィズラーのお手本となるような作品でなかろうか!?
※ウィズラーとは・・・メーカーウィズで活躍する戦士たち(ユーザー)のことだ!
ストーリーについては後述します。
四天王その2 戦闘システム!
戦闘システムについては独自のものが組まれております。
そしてこの戦闘システムは非常によくできておりシンプルなのに奥深い・・・
いや、シンプルゆえに奥深い戦いが繰り広げられることとなる!
誰をどのタイミングで出すか?
誰と誰を組ませるか?
連携技はどれを使って、そのタイミングはいつにするか?
をしっかり考えておかないとけっこうな確率でやられます。
ノーマル難易度ですらゴリ押しで戦っても勝てないようになっているので、このあたりの難易度設計も抜け目がない。
またラストバトルにおける光の玉も使うタイミングが非常に重要になるし、使わないでクリアもしたくなるような仕掛けも用意してある!
巧みだなぁ~!と脱帽です。
おろしponzuさんは商売とかしたら繁盛店作れるんじゃねえかなぁ?
四天王その3 ストーリーと戦闘システムのリンク!
さて、今回特に言及しておきたいのがストーリーと戦闘システムのリンクだ!
おろしponzuさん、すごいんだナ〜!と改めて思ったのがラストバトルに入る前のやり取りだ。
仲間との絆をもって最後の敵と戦うわけだが、ここが非常に良い!
セリフで「仲間」「同志」と言うだけでなく、ここに至るまでの戦闘の中で「いかに仲間とのコンビネーションが重要か」というのは我々プレーヤーは痛感しているのであのセリフややり取りがイキイキと生きるのだ!
ストーリー、キャラ、システムが完全に噛み合っていると言えよう!まさにここでAボタンですよ!
感服ですわ!勝てまへん!
四天王その4 作品が・・・進化している・・・!
この『我ら、崖っぷち四天王!』はRPGツクールフェスで同名の作品が投稿されており、サーバー停止前に3DSに保存した作品の一つでもあるのら!
映画『ゴジラvsビオランテ』の白神博士のように「作品が・・・進化している・・・!」と呟けるのもツクールフェス版を遊べる者のみの特権ですね。
この2つの作品を並べてみると色々と変わったところはありますが、一番大きな違いはメーカーウィズになったことでテンポがかなり向上されていますね。
ツクールフェス版はある意味ではツールの性能の壁に阻まれている部分も今から見るとあるのですが、メーカーウィズ版ではそのハードルをクリアできたため、より一層作品の持つ良さや潜在性が引き出されているのではないかと感じました。
新ツールでリメイクしてパワーアップする好例と言ってもいいのではないでしょうか?
またツクールフェス版にはなかった遊びの要素が随所に追加されていたり、難易度設定の導入や周回プレーもしやすくなっており、よりユーザーフレンドリーになっておりました。
ただツクールフェスというツールが持っていた特有の和気藹々とした雰囲気も好きだし、メーカーウィズ版のより洗練された感じも好きで、なんだかこの2本の進化の軌跡に感動してしまいました。
前述した通り作者さんのファンなので、イイものを見させてもらったなぁと心より思う次第であります。
グ~レェイト!な作品だったぜ!(byトニー・ザ・タイガー)
ファンアートは四天王と魔王様です。
前衛と後衛感を出しつつ、やっぱドラ⚪︎クエパロディも触れたかったのでこんな感じになりました。
We're live on four knife edges!は「我らは崖っぷち(=ナイフエッジ)にいる四人組だ!」という意味合いで、作品タイトルをペロン式英語で翻訳したのだが、文法的には間違ってる気がビンビンするのであまり気にしないでほしい。
見たか、これが義務教育をちゃんと受けなかった男の学力だ!
(あとゾー⚪︎マっぽさを残しつつ、某SE社を撹乱するためにデスタ⚪︎ムーア要素も少しだけ入れてぼやかしております)
おろしponzuさん、次作もお待ちしとりますどす〜