【メーカーウィズ】はぐれ妖精グリメロ
今回はヒシグリメロ氏のRPGメーカーウィズ版『はぐれ妖精グリメロ』の感想ですね。
この作品はRPGツクールフェスで2020年ごろに制作されたもののメーカーウィズ版のリメイクで、ツクールフェス版は俺も昨年2023年にプレー済です。
その時のブログ記事もあるのでよければどーぞ!
【ペロンペロンの秋】
秋はやっぱツクールということなんですが・・・
ツクールにおいて自分が影響を受けた作品の一つがこの『はぐれ妖精グリメロ』なのであります。
俺もメーカーウィズで牛歩のごとく作っている作品があるのだが、その作品は間違いなく『はぐれ妖精グリメロ』の影響を受け、いろんな面で参考にさせていただいています。
具体的にどう影響を受けたかやどこを参考にしているのかは完成してからちゃんと話したいが、「ああ、こういうふうに作るのっていいナ~!!」と思った一作です。
【この作品、リメイクにつき】
さて、メーカーウィズ版についてはおそらくオリジナルをかなり忠実に再現したリメイクで「これもうツクフェスやんけ!」という感覚になったくらいでした。
ストーリーやキャラクターなどもほぼツクールフェス版を解像度高く再現しているので、そちらに対する俺の感想は上記のツクフェス版のものを参照してもらいたい。
ただ今回は再プレーになるわけですから、難易度高くなるように遊んでみましたね。
基本フィールドマップの道の外を歩いてガンガンエンカウントしていき、テレポートは原則禁止、武器防具も店頭売りのもののみ装備OKという緩めの縛り的なものを入れました。
というのも今回メーカーウィズのオートセーブ機能があるので、ツクフェス版であったセーブ怠ってるときに強敵にボッコボコにされてGAME OVERという悲劇がだいぶ起こりにくくなったので、敢えて少し難易度を上げるつもりで遊んでみました。
ツクフェス版の経験があるのでオートセーブあってもこまめにセーブはして進めましたが、けっこうサラントーラたち仲間がやられましたねw
今回グリメロの「フミカ」という魔法がかなり強化されているので、戦闘面においてもよりグリメロの重要度が増したような気がしますね。
初見プレーの方は作品中の注意書きを忠実に守ってプレーするとちょうどよい難易度になるかなと思います。
レベル上がるプレーの仕方だったので最終的にグリメロもサラントーラもムキムキの屈強な戦士になり、しかも念願の店売りおそらく最高の武器ドラゴンブレードまで買えたというね。
そしてあの頼もしいレンコンやゾチが出てくると古い友人に再会したような感覚になりましたねw
これはもうツクフェス版遊んだ者のみの恩恵ですよ!
リメイク版をプレーする醍醐味の一つですね、これは。
【ツクフェス・リターン】
ツクールフェスマップの再現をしているだけで俺としては「おお、グゥレイト〜!」という評価になるんですよね。
だってメーカーウィズのマップめっちゃ作りにくいじゃん!
ある意味リメイクってオリジナル版という設計図があるわけで、その設計図に寄せていく必要があるんですよね。
もちろん絶対寄せないといけないということはないが、ある程度は再現したいというのが作る側の本音ではなかろうか?
俺なんてたぶん早々に「あ、ムリ!寄せませーん」というパイレーツもびっくりなことをすぐ考えるっちゅーの!古いんだっちゅーの!
リメイクを作ったことがないので若干想像で語る部分もあるが、たぶんリメイクはリメイクでけっこう作るのに気を遣うものがあると思うわけです。
いわば過去の自分との対峙をしつつ、プレーヤーへの目配せと配慮を考えながら、オリジナル版とどの程度差別化を図るかという・・・
新作一本作るよりも場合によってはストレスかかりそうな作業だなってのはなんとなく察することができますよね。
ストーリー面やキャラクターの観点からも不用意な追加要素をすることでバランスが崩れることは全然あり得ることだと思うしね、エビ●ルプリーストとかね。
このあたりのバランスの取り方というか、良い意味での一歩引いた場所からの再構成は見事でした!
(誤解なきように言っておくとオリジナル版からガンガン変化しまくったリメイクもアリだと思いますよ。
ただ『はぐれ妖精グリメロ』に関してはそういう方向性のリメイクより、オリジナル版を尊重したリメイクの方が作品の世界観的にも合っているよねというお話です)
【ファンアート・ビヨンド】
本編がリメイクならファンアートも同じくリメイクしようじゃないか!ということで、前回のファンアートを自分で見たんですが・・・
やはり『はぐれ妖精グリメロ』の中でも重要な"時の流れ"というのを意識してたんだなというのがわかりました。
個人的にはけっこうお気に入りのファンアートだったので、書き直すよりかはさらに手を加えるということで雰囲気は残しつつ(&コピペしつつ)、"時の流れ"というものを強調させることにしました。
グリメロとフミカ(原作に少し寄せたビジュアルに)のいる0時をスタート地点として、おおむねストーリーの流れと合わせて時計周りに進行していくイメージで、
グリメロの立ち位置とは正反対となる6時の場所には対となる存在を配置しつつ、最後の11時台には炎を纏った矢が時の流れに介入してくるようなイメージなのら~!
"Each memory〜"は前回のファンアートではデレク&ザ・ドミノスのアルバム「レイラ」のラストナンバー"Thorn Tree In The Garden"という曲の歌詞を引用してたので、今回の同じバンドの"I Am Yours"という曲から引用させてもらった(「レイラ」繋がりで引用したんだナ~)。
このあたりは僕の趣味ですね。
ちなみにこの"I Am Yours"の曲の歌詞全体がかなりグリメロに一致しているようにも思える。
日本語訳の意味は翻訳して調べてみてくれ、ぴったりな内容だと納得してもらえるはずだぜ!
秋はやっぱツクールだな!