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フォーコード / four chords / for code / 4コード / pho cord /

ザ・ガールハントのシングルが配信スタートした。まるで「昨日のこと」のようだけどもう2ヶ月以上経ってる、、、。去年の10月のワンマンで販売したCDのボーナストラックを抜いた3曲が収録されています。

今回ワンマンやるなら新しい音源出したいよね、という話になりメンバー一同仕事に追われながらもなんとか制作してリリースまでに漕ぎ着けたという感じ。

ひさえさんが離島に行ってしまったので物理的にリハができないというハンデがあったものの、元々リハなんてそんなにしないで曲作っていたバンドだったんで思ったより、というか全然やれました。

1曲目は「4コード」という共作曲。順番的にひさえさんが先行で僕が後攻。イントロ、Aメロ、Bメロまでを作ってもらって僕がその後のサビ、Cメロ、楽曲構成などを考えるという構造になっています。

前半部分をもらった時点でタイトルが「4コード」って書いてあって歌詞の中にも

「4つのコードがあればいい」

と歌われているので、僕も4つのコードしか使っていません。今まで使うコードの数を意識して曲作ってこなかったんだけど4つに制限されるとやれることがかなり限られてくるんですよね。

この曲も実はサビでもうちょっと違うコード使いたかったり、Cメロ(「真っ暗な終わり〜」のところ)も今までの僕の曲作りだったら違うコード進行になるんだけど、4つのコードしか使わないという制限があったから今までではなかったような雰囲気になったと思うし、結果的にそれが気に入ってたりします。

歌詞もそれに引っ張られてる内容になっています。とはいえ歌詞はいつも通りかな、ホントいっつも同じようなことを歌って来たので、そんな歌になっています。お恥ずかしい。

2曲目はひさえさん曲「はちがつうまれ」。この曲はひさえさんの曲なので僕が語るべきことはほぼないんだけども。僕は長年ずっとギターがちゃんと弾けず、逆ギレレベルで「ほとんどの場面でコードとオクターブ奏法しかしない」というなんちゃってギタリストなんですが、今回もまさにそれに倣っています。が!自分の中ではフレーズとかも含めてめちゃいいギター弾けたような気がしているんですよね、音もいいし。自画自賛、お恥ずかしい。

てか、このバンドのライブの演奏力的に細かいフレーズ弾いてもちゃんと伝わってる気がしなくてオクターブフレーズくらいの方がちょうどいいんじゃないかって思ってる部分もある。

3曲目は僕の単独曲「僕のおわり」。この曲は今回のリリースをしようという話になってから、歌いたいことは具体的に決まっていました。「ラブソングしか歌わない」とこのバンドの1曲目で宣言してんだし、「好きな人」がいるもんでそれを歌いたいぞ、という。

曲調に関しては、当初僕の頭の中ではもっとシャッフルを強調した曲になると思っていたんだけども、なんかこうバンドの癖みたいなものでそこまでにならなかったという中途半端な曲。とにかく歪んだギターが鳴り続けているような曲じゃないってのもあって、ベーシックはアコギをダブルで録ってひさえさんがエレキでフレーズを重ねて、さらにオルガンも入っているという構造です。アコギとオルガンがメインで鳴ってる曲もおそらく今まで作った事がなかったような、、、、。

制作していく中で「明るい曲で歌詞がどん底」って曲にしたいと思いついたんですよね。というか「今の世の中と僕ってばマジでどん底だよなー」ってあっけらかんと絶望しちゃってるような感覚があるので、それを正直に歌おうとしたんだと思う。

あとは、僕からすると

「なんだかそれって違うような気がしてるんだけど、周りの皆さんは正しいって言ってる」

ような感覚がずーっとあって、でもそれはもはや僕が間違ってて皆んなが正解ってことなんだなと状況的に理解しつつ、違和感が消えないぞという長年思い続けてきたことを初めて歌にできた曲でもあります。

まぁそれって僕だけなのか、皆さんも別の角度で似たような事があるのかもしれない。

ともあれ、結局僕は大好きな「君」のことをずっと想い続けているという歌を歌いたいので、着地はラブソングになりました。そうしました、ええ。

おじさんになってこんな奴、お恥ずかしい。でも恥ずかしいことが全然恥ずかしくないというか、むしろ恥ずかしい事をやりたいって思ってるのかも。僕にとって楽しいだったり笑えるってのはそこに存在してるのかもしれない。

よかったら(よくなくても)ぜひシングル聴いてやってください。ちなみに自分の音源史上、一番音も良いって思っています。

やっぱりお恥ずかしいですね。うふふふふ。

ザ・ガールハント「for code」
linktr.ee/tgh_band

では

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