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中国製造 MADE IN CHINA

アキバで買ってきたラベリアマイクの箱裏の文字に帰宅後気が付いた。全く同じタイトルの歌が、香港に憧れる「私の1997」という自作曲で返還前1992年にデビューした艾敬が、1998年にアメリカで制作した同名アルバムにある。「異邦人」の中国語カバーも入ってたっけ。

「中国夢」は2013年の18三中全会から、「中国製造2025」はその2年後だが、艾敬はそれより10年以上前に「中国製造」という曲名で、

私は中国生まれ育ち(中国製造)
たくさんのひとが中国に来て
たくさんのひとが来たことがなくて
中国は果てしなく広く
人口はものすごく多い
中国はとても遅れていると言われる
中国は進歩するだろうと言われる

と歌っていた。初めて訪れた80年代の「没有」中国(もののない中国)の印象が強くて、がんばれがんばれと思ったものだ。おそらく日中国交正常化の70年代から「これからは中国でしょう」と言い続けられていた。

更に時代を遡ると、1955年にタイムスリップする『バックトゥザ・フューチャー3』では、メイドインジャパンは安かろう悪かろうの代名詞で、1985年からやってきたマーティが日本製を崇めるのと対照的だ。

メイドインチャイナが夢でなくなったとき、メイドインジャパンはどうすればいいのだろう。消費に影響する原産国効果は、二者択一でないと信じたい。

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