「思います」「考えます」「感じます」
学生のレポートを読んでいると、「思います」「考えます」「感じます」と言った表現が多用されています。
これでは、論理的な議論はできません。「私は、、、感じました」と言われれば、「なぜ?」と問うても「感じたから感じた」になってしまいます。
公教育における「感想文」の弊害です。評価は感じた内容が心温まる話かどうかで決まる場合が多く、論拠や論理について議論しようとすれば、「屁理屈ばかり言うな、、、」と、怒られた記憶があります。
酷いのは、大学でのレポートにおいても教授が「・・・について感想を述べなさい」などと課題を出している場合があります。
英会話においても、日本人は「I think」を多用していないでしょうか。
「データサイエンス」が叫ばれている教育の現場だからこそ、事実を持って分析、考察して、論理展開し、結論を導くことが求められます。