中国コスメの最高峰「MAOGEPING」が非常に優秀!!
完美日記(PERFECT DIARY)や花西子等々、ハイクオリティの中国メイクブランドが次々と登場する中、それらの新興ブランドとは一線を画す存在である中国ブランド。
それは…MAOGEPING(毛戈平)。
昨年の夏頃、私のSNSとECはMAOGEPINGのコンシーラーのターゲティング広告一色に。
同時にSNSでも流行が始まり、未だにコンシーラーと言えばMAOGEPING、MAOGEPINGといえばコンシーラーというくらいHOTな商品です。
当時から気にはなっていたものの、最近友人のメイクさんにオススメされ近所のカウンターへ。
BAさんがベースメイクをゼロから仕上げてくれたのですが、結果、感動を通り越してびっくり。
クマと法令線が消えた。
顔の輪郭線が変わった…。
まるで手品を見たかのような驚きの中、特に感動したコンシーラーとハイライトを購入したのでした。
MAOGEPINGの特徴
「毛戈平(Mao Geping)」というのは、中国のメイクアップアーティストの名前です。
90年代にドラマ『武則天』のヘアメイクを担当し一躍有名に。その後もテレビドラマや映画などで、メイクアップアーティストとして活躍中。
00年にメイクスクールを開校し、同時に自身の名前を冠した化粧品ブランド「毛戈平(MAOGEPING)」をローンチしました。
MAOGEPINGはベースメイクの商品が強く、T-mall旗艦店でも販売量トップ3はハイライト、クリームファンデーション、コンシーラー。
スキンケアラインもあり、販売量トップ4はキャビアフェイスマスクです(豪華)。
以下、今回カウンターでタッチアップ〜購入までで感じた大きな特徴。
それぞれの骨格・凹凸を意識した手法
今回商品を購入した際にBAさんから言われたのは、
ということ。
これは確かに、その通りだなと思いました。
具体的には
・茶クマは、最も色の濃い箇所の上に細い線を引くようにコンシーラーを乗せる。ぼかす範囲も最低限。
・黒クマとシワは、表面の凹凸の影で目立つので、凹の部分にハイライトを置くことで影を消す。凹の範囲から大きくはみ出さないこと。
一昔前に欧米発のコントゥアリングメイクが流行りましたが、MAOGEPINGのベースメイクに対する考え方はそれに少し似ていると思いました。
ただ、MAOGEPINGはハイライトメインで立体感を出すので、明るくハリのある立体感が出ます。
欧米人に比べ顔の凹凸が少ないアジア人には、これくらいの方が自然で良いと個人的には思います。
SNS上は「乗せたところがヒアルロン酸を打ったようにパーンと張って見える」という感想が多いのですが、確かにそのとおり。
専用ツール付き
メイク用品を購入するとスポンジやチップ、携帯用ブラシが付いていることは多いですが、MAOGEPINGでセットになっているのは化粧筆。
今回購入したコンシーラーにはコンシーラーブラシが、ハイライトにはハイライトブラシとスポンジがセットになっています。
そしてこの化粧筆、特にコンシーラー用が使いやすい。
デコルテの4色コンシーラーにもまち針型のチップが採用されていましたが、ピンポイントでボカしやすくとても便利です。
持ち手が長く手捌きが楽。細いラインも引きやすい。
毛がバラけることも肌がチクチクすることもなく、質が良いです。
強気の価格帯
中国は輸入税が高く、輸入化粧品は日本の1.2~1.5倍程度の価格で販売されています。
例えば…
COVERMARK ジャスミーカラー エッセンスファンデーション 30g
日本5,500円/中国455RMB≒8,300円
DIOR サンク・クルール・クチュール
日本8,360円/中国620RMB≒11,300円
デコルテ フェイスパウダー
日本5,500円/中国380RMB≒6,900円
等々…日本円換算すると化粧品を買いたくなくなるような差額。
一方でMAOGEPINGはというと…
そんな国外デパコスブランドに負けない高価格帯設定。
リキッドファンデーション(30mL)350RMB≒6,400円
化粧下地(30mL)320RMB≒5,800円
ルースパウダー(3.5g)300RMB≒5,500円
今回私が購入したコンシーラーは320RMB≒5,800円、ハイライトは690RMB≒12,600円、とこれらも高額。
ただ、この質の高さや付属品レベルでない化粧筆・スポンジもセットと考えると、そこまで高いとは思いません。
テクニックが仕上がりを大きく左右する商品
SNSでは、高評価とともに「買って後悔している」「上手く使えない」というコメントもよく見かけます。
人気商品なので、売れた分だけ高評価と同時に低評価も多くなるのは仕方ない。
ただ、タッチアップの時に思いましたが、MAOGEPINGはとにかくBAさんの技術力が高い。
それもそのはず。彼女たちの多くはMAOGEPINGメイクスクールの卒業生なのだから…
あの技術力によって作られた効果を、素人が一朝一夕で再現できるわけがない。
私も研究を重ねているところで、あのタッチアップ時のような仕上がりはまだ出せません。
が、練習あるのみということで、日々研究中です。
総括
中国コスメの中でも歴史ある高級ブランドであるMAOGEPING。
カウンターでこんなに驚き体験をしたのは数年ぶりで、海外デパコスに負けない実力があると思いました。
ハイライトのペンキのような匂いは肌に悪いのではと思わざるを得ないのですが、それでも成分重視派(中国では成分党と言われています)が多い中国で人気があるのはすごいと思います。
中国の化粧品成分に関する規定は日本よりも厳しいので、恐らく大丈夫だろうとは思いますが。。
「他の商品も使ってみたい」と思わせる質の高さ。
中国コスメの底力をひしひしと感じたカウンター探訪でした。