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【きりん日和】

何か伝えたいことがある時、
何か言いたいことがある時にも、
言葉は選ぶ。

反対に、言葉を発したい時や、
言葉を紡ぎたい時も、
やっぱり言葉は選ぶ。

ものの見方も千差万別、人それぞれ。
置かれた立場が違えば見え方も変わるし、
見るものも変わる。

だから、選ぶ言葉も変わるのだけど、
自分の内側に潜む言葉を、
どこからどうやって引き出してくるのか、
また、どこから引き出されるのかは、
わからない。

でも、物心ついた時から本が好きで、
文章が好きで、活字が好きで、
自分の周りにあるものなら何でも読んだ。

多分、そんなこんなの蓄積が、
深海のプランクトンのように堆積していると、
思われる(未確認事項です)。

自分の思いを、意見を主張を、
自分の言葉で語りたいと思っているので、
よくよく考えたりするけれど、
結局は素直が一番という処に落ち着く。

きりんのように背が高く、首長く、
遠くを見渡し、
憂いを帯びたような眼で眺め、
これだと思う葉っぱ(言葉)を
長い舌で絡め取るように喰み、
反芻して呑み込み、
悠然と歩くようにいられたら、
表現できたらいいなぁ。

などと、ワケのわからない妄想を広げ、
ちょっと悶々としながら、
言葉の海に沈んでいる。

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