お盆の入りにお寺詣で。
大本山總持寺祖院へ初めてのお詣り。
今年は開創700年とかで、諸処改装されてとても美しい佇まい。門向こうの景色が絵のようで、暫し見入る。
停滞中の前線の影響で雨模様。
そのせいかどうか、訪れた際は誰もいない。人影がない。鳥も鳴かない。雨の音と、雫の音ばかり。
ご褒美のような静けさを味わいつつ、ゆるりゆるりと見て歩く。
こういう所に来ると自然と手を合わせているから、やっぱり日本人だなと思うし、そういう遺伝子が組み込まれていることにクスリと笑ってしまう。
神社は神さまがギュっと詰まっている感じだけれど、お寺は仏さまがやんわり手を広げていらっしゃる感じ。どちらもありがたし。
昨日、娘3号に勧められて、漫画『ゴールデンカムイ』全284話を一気読み。(最終章に突入したとかで、全話無料配信中。なんと豪気な) 物語の太い所にアイヌの文化が描かれていて、何ものにも神が宿り、それを敬い、命の循環を尊む暮らしを垣間見る。そこにもたくさん手を合わせるシーンが登場する。
手を合わせる行為は、どのくらい昔からあるんだろう。誰が始めたんだろう。やっぱり渡来かどうなのか。そんな妄想がわらわらエンドレスで湧いて来る。
おみくじを引いたら大吉だった。よしっ、と呟く私を仏さまが見守ってくださる。その眼差しがこそばゆくて小さなくしゃみをしたら、一昨日トレーニングした腹筋が筋肉痛。
たまらん。
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