【読書記録】2040年の未来予測
こんにちは、ますみつです。
今回ご紹介する本はこちら↓
「2040年の未来予測」という本です。
元日本マイクロソフト社長の成毛眞さんの著書で
2040年のテクノロジー・経済・衣食住・天災がどうなるか
ということが書かれています。
ネットは5Gから6Gへ?
日本では2020年から5Gが実用化されていますが
2040年には6Gもしくは 7Gになっているかもしれません。
今までのネット通信技術は2001年に3G・2010年に4Gと
約10年ごとに新しいものに変わってきています。
そうなるとネットの接続速度が格段に速くなります。
5Gは4Gの100倍の速さになります。
6Gは5Gの10〜100倍の速さで、同時に接続できる機械が1000万台になるといわれています。
6Gの利点は接続速度が速くなるだけではありません。
「低遅延」と呼ばれるものが実現するといわれています。
低遅延とは、遅延が低くなることをいいます。
つまりネットの接続や通信時のやりとりが
途切れてしまう頻度が低くなるのです。
ネットの途切れが少なくなることで
車の自動運転なども可能になっているかもしれません。
2040年の人口は減少傾向?
2019年時点での日本の人口は約1億2616万人で
2040年には1億1000万人になると予想されています。
そのうち65歳以上の高齢者は3900万人となり3人に1人が高齢者となります。
ばりばり働く年齢の人が減ってしまうため慢性的な人手不足が起きてしまいます。
それを解決するひとつがテクノロジーです。
今でも少しづつ出店が始まっていますが
2040年にはスーパーやコンビニが無人店舗になるのが当たり前かもしれません。
働き手はテクノロジーでカバーできますが経済はどうなるのでしょうか。
未来の経済はどうなる?
年金、税金、医療費に関しても高齢化社会の問題があります。
1950年には1人の高齢者を12.1人で支えれば良かったのを
2040年には1人の高齢者を1.5人で支えなければなりません。
年金も将来的に貰えるようですが金額としては厳しいものかもしれません。
受給開始時期を遅らせることで貰える額は増やせます。
70歳まで働くことで今と同じ額の年金はもらえる計算のようです。
現状、保険料の徴収漏れもあるといわれており
それを解決する方法の一つとしてマイナンバーカードがあるようです。
徴収漏れを減らすことができたら国の財源も増えるとのことですが
マイナンバーカードをどう普及させるかが課題でしょう。
今のうちから年金に加えて個人的に資産形成を考えておいたほうが良さそうです。
将来は代替肉が当たり前になる
日本の人口は減少傾向ですが、世界的には人口は増加していく計算です。
世界の人口は2040年には90億人になっているシナリオもあります。
人口が増えると食べ物がその分必要です。
世界の食肉の消費量は2000年から2030年で70%増えていきます。
これが2030年から2050年でさらに20%増える計算のようです。
現在、氷に覆われていない地球の土地の4分の1は家畜用の牧草地です。
これから人口が増えても家畜だけでは賄えなくなります。
加えて家畜を育てること自体が温暖化などの環境問題に繋がるのです。
そのため、大豆肉や培養肉などの代替肉が当たり前になるでしょう。
災害は必ず起きる
首都型直下地震は30年以内に70%の確率で起こるといわれています。
また温暖化の影響で台風の被害も年々増えています。
自分の身は自分で守れるよう準備をしておくことが大事です。
災害にあったときに慌てないよう
今のうちに自分の住んでいる街のハザードマップの確認や
避難道具の準備などをしておきましょう。
感想
未来のテクノロジーがどうなるかのワクワク感もあれば
税金・年金問題のリアルな数字をみて危機感を覚えることもありました。
未来のリスクに備えて今から出来ることはやっておくことを考える良い機会になりました!
それでは本日はこの辺りで失礼します。