ぶつかりおばさん
「ぶつかりおじさん」。
私は田舎に住んでいて、実物を見たことがないので、口裂け女のような都市伝説的なものかと思っていました。
また、もっぱら車移動であるため、あまりピンときません。
逆に、「ぶつかりおばさん」とその亜種のほうがずっと身近で馴染みがあります。
ぶつかりおじさんとぶつかりおばさんは、オスメス以上の違いがあって、完全に別物です。
子泣き爺と砂かけ婆ぐらい別物です。
ぶつかりおじさんの一部は、治療が必要な可能性があると考えています。
一方、ぶつかりおばさんは、一般社会に紛れてそこら中にいます。
今回はそんな「ぶつかりおばさん」についてのお話です。
ぶつかりおばさんの主な生息地はスーパーで、私がいつも行くスーパーでは 16:00 前後に出没します。
様々な個体がいて、その名の通りぶつかってきますが、それだけではありません。
ぶつかりおばさんとその亜種の行動パターンは以下のものが挙げられます。
・ぶつからないと他人に気付かない
・本体だけではなくカートをぶつけてくる
・通路に対して直角にカートを停める
・こちらが避けた分中央に寄ってくる
・ぶつかりそうでも自分の進路は変えない
・ぶつかっても謝らない
このように、「見てない / 避けない / 悪くない」の行動理念で我欲の限りを尽くす…それがぶつかりおばさんです。
営業中のスーパーという他人がいることが確定している空間で「見てない」も不思議です。
「悪くない」に関しては人格の問題として、「避けない」が特に不思議です。
私の身長が 2mm であるとか、私の移動速度が光の速さを超えているなら避けられないのもわかります。
しかし、私は 1.5 m 以上はありますし、歩く速さも多少速いほうとは言え、せいぜい時速 3km 前後です。
それを避けられないって、いろんな能力低すぎない?と思うわけです。
では、ぶつかりおばさんたちはなぜ避けないのでしょう?
そのヒントが、同じくスーパーに生息する「ぶつかりおじいさん」にあると思います。
どういうことかというと、ドラクエ風に言えば、「避ける」というスキルの「習得レベル」と「消費 MP 」に性差があるのではないか?という仮説です。
男性どうしだと、「ぶつかるとそのまま殴り合いの喧嘩になる=身に危険が及ぶ可能性がある」ということを中学生ぐらいで学ぶかと思います。
つまり、「避ける」というスキルを 10 代前半〜半ばぐらいで習得することになります。
それと比べると、女性はぶつかったぐらいで殴り合いには発展しにくいので、習得優先度が低いスキルです。
その代わり、「お客様を先にお通しする職業」などに就かなかった場合や「避けないとぶつかる」ということを学ばないままだった場合、避けるスキルを習得しないまま一生を過ごす女性もいるかも知れません。
歩道いっぱいに横並びになってる女性などはその典型です。
そうなると、「避ける」というスキルを使うのに消費する MP ≒ コスト も変わってきます。
もしかしたら「ぶつかりおじいさん」も「ぶつかりおばさん」も、もはや他人を避けるような体力はないのかも知れません。
そう考えると「ぶつかりおじさん」の話の何割かは、実は「ぶつかるまで気付かない女さん」の話だったという可能性も出てきますね。
ぶつかりおじさんに関しては、冒頭でお話したように、実感が湧かないのでふわっとした話しかできません。
ぶつかりおばさんに対しては、正直許せるところもあります。
「避ける能力もないのね」と思うことで溜飲を下げている、と言ったほうが正確でしょうか。
ですが、看過できないこともあります。
私が毎日のように見かける「ぶつかりおばさん」の真の恐怖。
それは
その程度の空間把握能力なのに、
おそらく自動車を運転して来ている
ということです。
しかも下手したらファミリーカー。
高齢者の免許返納の話がちょこちょこ話題に上がりますが、免許返納したほうがいいのは高齢者だけでしょうか?
時速 60 kmとか余裕で出せる凶器を扱っている自覚がないドライバーは、ただの危険人物だと思います。
ぶつかりおばさんたちは、いろんな意味で周りを見たほうがいいと思います。
周りを見れないからぶつかりおばさんなんでしょうが…。
せめて、自損事故に収めてほしいものです。
以上
本日はほぼただの愚痴でした
ありがとうございました!
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