#嫌いな人から学んだこと | 山根あきらさん企画
▲ 山根あきらさん企画への参加記事です❕
内容はある意味いつも通りです。
今回、私が話題として取り上げるのは、過去の職場にいたお局様です。
私が成人してから、初めて心底嫌いになった方で、「人はここまで利己的になれるのか」と思ったぐらいの方です。
そして、故人です。
故人を悪く言うようになってしまいますが、どうかご容赦いただきたいです。
確か、当時 30 歳前後だったように記憶しています。
お局様というぐらいなのでもちろん女性。
年齢の割にはパッと見は若く見えますし、可愛らしく見えやすい小柄で華奢な方で、お客様の中には彼女目当てでご来店される方もいらっしゃいました。
しかし、内面がひどいのです。
まず第一に、自分が女性であることを最大限利用する方でした。
多少体力が必要な作業やあまり気が進まないであろう作業は男性従業員にやらせていましたし、権力というかデキる男性に「取り入って」生きてきたのでしょう。
だから、彼女自身は仕事はデキず、「愛想を振り撒きにきてる」と評されていました。
また、お客様の中でも若い女性、とりわけ男性から人気のありそうな方には、相当手厳しかったです。
さらに、「誰が味方だ、彼が敵だ」と、敵か味方かで人を判断することがしばしばあり、
とにかくトラブルメイカーでしたね。
しかも内部の。
マルチ商法にも手を出していた時期があるらしく、友人も極めて少ないという話を聞いていました。
私は彼女の友人を 1 人しか知りませんし、そこもお金で繋がっていたようでした。
他にもたくさんありますが、細かいエピソードは端折ります。
一昨年、当時の同僚にたまたま出くわして、亡くなったことを知りました。
別な同僚や後輩にその旨を伝えました。
私が連絡した限りでは、誰も惜しんでいませんでした。
彼女は心臓の手術を受けたことがあり、当時も腎臓が良くないという話は聞かされていました。
( 自分がいかに大変かという情報はたくさんくれる )
詳細は伏せますが、「割と変わった性癖」を持っていて、お付き合いしている男性がいるにも関わらず、ソレ専用の出会い系サイトに登録するなど、異性関係も相当派手だったようです。
( 聞いてもないのにそういう情報はたくさんくれる )
お局様が亡くなったと聞いた頃、当時の職場を離れてからかなりの時間が経っていたこともあり、私自身を切り離して考えることができました。
あくまで私の推測です。
体調のことなどから、「自分はおそらく長生きはしないだろう」と、薄々思っていたんじゃないかと思います。
少なくとも、私などより死を身近に感じていたはずです。
限度を遥かに超えた傍若無人っぷりも、そのせいだったのかも知れないなと思うと、いたたまれない気持ちもあります。
よく言えば、太く短く生きたのではないかと。
※ 理由があれば傍若無人でも構わないという意味ではありません。
お局様の職場での姿や訃報を聞いてから、強く感じたことがあります。
それを「学んだこと」としてお話します。
・仕事と感情は切り離したほうがいい
仕事は仕事として、100% は無理でもなるべく切り離すべきなんだろうと思いました。
感情というか、個人の好き嫌いでしょうか。
話を広げると、私の考え方「事実は事実として、裏を取った上で一旦受け入れる」「事実と " どう思ったか " は別の話」など、反面教師として影響を受けたのは間違いないと思います。
・友人の大切さ
自分が誤った道に行きそうになったとき、頭を引っ叩いてでも止めてくれるような友人は貴重です。
そして、自分にとって都合が悪い意見だとしても、正当な意見であればせめて「とりあえず聞く」ぐらいの心構えは大切だと思いました。
1 番強く思ったのは、死生観というか。
私が死んだときに惜しんでくれる人はいるのだろうか、ということです。
私が死んだ後のことなので、おそらく私が知ることはないし、気にしても仕方ないことかも知れません。
それでも、少なくとも私の好きな人たちからは惜しまれるように生きようと思いました。
そのためにも、私は私の価値を上げるために努力していきたいし、私の近しい人たちを大切にしようと思います。
故人を悪く言う形にはなってしまいましたが、改めて考えるキッカケになりました。
以上
本日はこの辺で。
ありがとうございました!
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