歩き遍路の話26 心穏やかに高松観光
だいぶ間があいてしまいました。
前回の記事↓
歩き遍路をしたのは早5年も前だけど、日々を過ごしていて未だにそのときの経験からはっとさせられること、新たな発見がまだまだある、ということを書きました。
さて、今回は前回の続き、香川県高松市からのことを書きます。
11月11日
泊まった善根宿の旦那に、有名で美味しいうどん屋が近くにあると聞き、そこは開店前からいつも行列だというので、この日はそのうどん屋に並びがてら、高松観光をすることにした。
まずはいつも通り、遍路のしるしである白衣を着て善根宿から4kmほど歩き、その日の宿に到着。笑
いつもは朝7時とかには出発するのだが、この日は9時くらいに出発し、10時くらいに着いた気がする。うろ覚えだが。
今考えても、自由だなーと思う。こんなお遍路もいいよね。決まりなんてない。(実際、人の数だけ遍路の形があることは、遍路が終わって地元に定住して、新たにたくさんのお遍路さんと出会うようになってから知った)
その日は民宿じゃなくホテルで、たしかトイレで普段着に着替えて、荷物はフロントで預かってもらったんじゃなかったか。なにしろ覚えてないぞ。(普段着といっても普通の服は荷物になるので、超ラフで半分パジャマみたいな恰好。実際パジャマ兼休息日用の服だった)
この「竹清(ちくせい)」というお店、どうやら元祖セルフうどんのレジェンドといわれるらしく、開店前から並んで入ったはいいものの、注文の仕方がまったくもって分からない!!
老舗で客も常連すぎて、聞くに聞けない。かなり怖気づいた。
が、とりあえず平静を装いながら、流れに乗って前の人々を見ながら自分の番が来るまでに必死に注文のシュミレーションをした。
その甲斐あって無事、うどんと天ぷらをゲット!美味しかった!
そのあとは、やっぱりパジャマみたいな恰好で栗林公園へ。
休息日にしたのに、観光で結局それなりにたくさん歩いた日だった。
このあとは、高松城跡のある玉藻公園にも行った。いつもよりは各段に歩く距離は少ないのに、なぜかめちゃくちゃ足が痛くて辛かった。
ちなみに遍路として歩いた距離は朝の4kmで、そのあとの観光で歩いたのは17km。
なんでだ?と思いながら分からず、翌日また遍路再開でそれなりに歩いてみたらやっぱり全然痛くないぞ?と。
数日間考えて至った結論は、多分、いつもは「ウォーキングソックス」を履いてたが、この観光の日は普通のソックスを履いていたんだった!
こんなに辛さが変わるのか!着圧ソックスすげえ!!ってなった。
この日の写真を見返すと、このときの自分がとてもフレッシュで清々しい気持ちだったんだろうなという印象を受ける。
日記を見返してもあまり深刻なことは書いてないので、足がめちゃくちゃ痛かった以外は、多分心穏やかに過ごしてたんだろうな。笑
「ホテル帰ってきたらなんか、熱っぽい…」とだけ書いてあるけど、そういうことは日常茶飯事。たいていは次の日には大丈夫になってる。今もそう。多分私は体調悪いというか微妙なのがデフォルトなんだろうな。あとそれに付随する心配性。
久々の遍路日記ですが、今回は休息日のことしか書きませんでした。
また次回もぜひ読んであげてください^^