将棋V名人戦、初めての聞き手の裏話

9月より絶賛開催中の第4期将棋V名人戦。将棋を見るのが大好きな一宮も予定がない日はほぼフル観戦と下手したら他の将棋Vさんより楽しんでるんじゃないかレベルで楽しんでます。

開催されると聞いたとき、「一宮も参加者としてだけじゃなく何か手伝えることはないかな」と思ったのですがV名人戦には必ず対局の中継が付き、さらにそれを募集されていると聞いて「これだ!」と思い手を上げました。

もともと将棋は指すより見るほうが好きですしプロ棋戦の同時実況とかやってみたいなと思っていたからです。ただ現在、プロ棋士の棋譜は管理が厳重で素人が簡単に扱っていい類のものではなくなりました。

そんな中で舞い込んだ今回の将棋V名人戦の聞き手募集。一宮の欲求を満たしながら(少しは)お手伝いができるこの取り組み。迷わずに手を挙げさせていただきました。

今回はそんな一宮の初めての聞き手の舞台裏のお話です。

募集から決定まで

この辺りの情報をどこまでフルオープンにしていいかあまり分かっていないので全容は書きませんが、将棋V名人戦の中継・聞き手は挙手制です。みなさんそれぞれが配信者として活動されている都合もあり、なかなか手が挙がらないときもあるようです。

特に昨日9/17(金)は三連休の前日であり、それにプラスして同じ日に3局も対局が組まれるなど調整が難しそうでした。

そこで「よっしゃいっちょやったるか!」と手を挙げたのが一宮真純。この時点で中継者はどなたか決まっていません。

誰が中継するのかなと人見知りの一宮は少しドキドキしながら待っていました。

すると当日、、、

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!!??
中継きりこさんやん!!??

まさかのきりこさんとの初絡みがV名人戦の中継配信になるとは。。

一宮のきりこさんへの印象は下記の記事で語っています。

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え、きりこさんが中継ってことは一宮ときりこさんが同じ画面内で並ぶ、ってコト!?

夢、叶いました。

配信開始前まで

V名人戦の中継配信ですが、主役はあくまで対局者です。更に、中継配信はきりこさんの枠で行われます。一宮はいわば添え物であり、カレーについた福神漬です。主張しすぎずエッセンスの一つとして聞き手をしなければと肝に銘じ、少し緊張しながらその日を過ごしました。

中継は22時からだったので、21時からは別組のV名人戦の中継を見ていました。ほたるさんといーんちょさんのベテラン二人の落ち着いた中継で勉強していると、、、

VCに誰か乱入してきたで!?

誰か知らない方が突然乱入するという、一宮が見たV名人戦の中継配信で初めての事件が起こりました。その乱入した方こそ一宮が22時から聞き手を務める一局の対局者、グラン亭栄酒蔵さんでした。

一宮はもうひとりの対局者である美野辺沙羅さんとは一緒に配信させて頂いたこともあったのでどんな人かは知っていたのですが、栄酒蔵さんはどんな方が知らなかったので、「なるほど。これは凄い方の対局の聞き手を担当することになった」と思いました。

そして中継開始の15分前。対局前に中継配信の打ち合わせのためにVCに集まるのですが、人見知りスキルと4人以上×スキルの2つを持つ一宮は借りてきた猫状態になります。そのVCで繰り広げられたのは、しっかりと事前確認をするきりこさんと、優しく丁寧な受け答えで話をすすめる美野辺さん、そしてなぜかギターを弾き語りし美声を披露する栄酒蔵さん。

一宮が人生で初めて体験するカオスがそこにありました。

中継配信本番

そんなこんなで始まった中継配信。一宮は配信さえ始まればスイッチ入れて人見知りスキルを抑え込むので、配信中は割とまともにできたのではないかと思います。前述の通り主役は対局者、枠主はきりこさんですので、前に出すぎずにということを意識したのですが、それが良かったか悪かったかは今後振り返りたいなと思います。

もっときりこさんの将棋観とか横道にそれた話とかもお伺いしたいなと思ってはいたのですが、対局が非常にハイテンポで進んだこともあり盤面に集中する場面が多かったですね。この辺りは対局によって変わってくるのかなと思います。

個人的にはRoiさんとほたるさんの例の対局ぐらい長くなってもぜんぜん大丈夫でした。(その間、きりこさんと合法的にお話できる、、、!!!!)

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我慢できないから勝手に載せちゃう!
中継配信の一コマ。この写真だけで一宮は満足です。。。

聞き手として初参加の一宮にとって、きりこさんはやっぱり頼りになりました。棋力の高さから見える手もさすがといった感じで、解説もわかりやすくて勉強になりました。詰むや詰まざるやの変化まで対局が進まなかったこともあり、今度はそういった将棋のもっとも面白い部分のひとつも一緒に中継できたらなと思いました。

終わりに

という感じで、一宮の初の聞き手は無事?に終わりました。他の将棋Vさんや視聴者さんにどう受け止められたか不安はありますが、一宮はめちゃくちゃ楽しかったです。まだまだ改善の余地はあるので次の聞き手にそれを活かしたいなと思った夜でした。

聞き手練習はUnferthさんがお付き合いいただいたことも大きく、特に評価値ボードとかは教えが活きたと思います。この場を借りてお礼を申し上げます。


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