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No.5 シューメーカーチェア No.49

木なのにこのフィット感はすごい。
座り心地にやられたスツール。

元々は牛の乳搾り用として使われていたフラットな座面の3本脚スツール。
それを、靴職人がお尻の形に合わせて、座り心地を良くするために削り出したのがきっかけとのこと。

前に勤めさせてもらっていたインテリアショップを退職する時に、記念として買ったもの。

すでにスツール60を持ってるし、またスツール?それも同じ3本脚?とも思ったけど、49㎝の絶妙な高さはやみつきになる。
1番高い所の寸法表記なので、お尻が当たる高さは46㎝。
背筋が自然にすっと伸びる気持ち良さは、何にも代えがたい。
何より、木がこんなに気持ちのいいものだと改めて教えてくれた家具なので、初心を忘れないようにと思って手に入れた。

仕上げはソープフィニッシュ。
石鹸水で磨いた、素地に近い塗装。
木肌の触り心地がダイレクトに伝わり、ずっと撫でていたくなる。

その代わり、汚れもする。

北欧の人はソープフィニッシュが生活に浸透していて、1週間に1回程度、石鹸水を作って拭くという話も聞いた。

そういえば、そんなこともちゃんとしようと思って、ソープフィニッシュセットを買ったんだった。
まずは実家にある無塗装のチェアに使おうと思って、持っていったままだ。

実は実家にはNo.49だけでなく、高さ違いのNo.42もNo.59もある。
以前に熱く語ったら、母が気に入ってくれて、気付いた時には増えていた。
No.42には玄関で靴を履くのにちょうど良く、No.59はカウンターに合わせるのにぴったりの高さだった。

お子様用のNo.27も抜群にかわいい。
小さいのに大人が座っても大丈夫な強度があることに、職人さんの心意気を感じる。
いつかこれも仲間になるといいな。

…意外とお手入れするチェアがいっぱいあることに気付いた。
たまには日頃の感謝の気持ちを込めて、しっかりメンテナンスしよう。

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