アーリー
MEMO
・マラウィ湖原産のアフリカンシクリッドとして代表種であり、メタリックブルーの体色が美しい。
・過去に「ハプロクロミス・フライエリィ」として販売されていた過去があり、現在でもシッパー側のリストではHAPLの略称で取り扱われている。検疫でも指摘が入らない為、「HAPL・フライエリィ」として輸入された名称のまま販売する店舗も多々ある。本来は「スキアエノクロミス・フライエリィ」が学説上は正しい。
・つまり、アーリーは「ハプロクロミス・フライエリィ」「HAPL・フライエリィ」「スキアエノクロミス・フライエリィ」の名称の略称である。
・肉食魚としての認識があれば育成は容易である。
・アフリカンシクリッド同士、一部のプレコとの混泳は可能である。
・メスの口の中で卵から子育てまでおこなう、マウスブルーダーである。
・成長するにつれオスは体色が青くなり、メスは幼魚期とあまりかわらない色をしている。
よくある質問
Q. 大きさ4㎝程度の個体でも青色の個体がいましたが、雄雌を見分けることはできますか?
A. おそらく台湾や東南アジアで養殖された個体だとおもいますが、色では雌雄を判別する材料にならないと考えられます。養殖場では死亡率を少なくするために栄養価の高い成分と、薬品が混ぜられています。薬品には成長を促進させるための成分も含まれており、その影響でメスでも一時期色が青く出てしまう現象が見受けられます。実際に幼魚期に青かった個体が一旦色が抜けた後9cm前後になっても色が出ず、結果メスだったということがあります。
つまり、本来は色が出ていないはずの幼魚期に色が出ている個体は、雌雄がわからないが、生体としては問題が無いといえます。
Q. 大きさ8㎝で青色個体はオスだけでしょうか。
A. 産地にかかわらずオスだと言えます。また、そのおおきだと、ショップで大きくなってしまった個体の可能性も高く、以降環境で色が抜けてしまう可能性はありますが戻ることが殆んどです。8cmの個体は定番種として海外から流通していますが、ある程度の大きさになると死亡率も下がり、餌に薬品を混ぜ込むこともなくなります。大きくなりすぎると輸送費の方が高くつくため、逆に餌を減らすこともあります。
よっぽどのイレギュラーな個体でない限りはオスと判断して問題ないです。
更新日 2024/02/26
執筆者 益子