トゥッカーノ・テトラ
鮮やかな青い体色に黄色と黒のバンドが入る、非常に美しい小型熱帯魚です。その独特な模様は、南米の鳥「オニオオハシ(トゥッカーノ)」にちなんで名付けられました。飼育がやや難しい種類ではありますが、その魅力的な色彩と希少性からアクアリストに高く評価されています。
学名
Tucanoichthys tucano
生息地・原産地
南米ブラジルのネグロ川流域の限られた地域に生息し、弱酸性の黒水環境を好む。
サイズと寿命
体長:最大約2cm
寿命:2~3年
飼育環境
水温:24~28℃
pH:4.0~6.5(極端な弱酸性を好む)
硬度:0~5(非常に軟水を好む)
水槽サイズ:20L以上の小型水槽で飼育可能。10匹以上での群泳が理想的。
その他:ブラックウォーター環境(水質調整用の流木や落ち葉)を用いると、より自然に近い環境を再現できる。
餌と給餌
人工飼料:極小サイズの顆粒タイプの人工飼料や粉末状の餌が適している。
補助餌:生きたミジンコやブラインシュリンプ、冷凍アカムシなどを与えると体色がより鮮やかになる。
頻度:1日2回、少量ずつ与えるのが理想的。
性格と混泳
温和で小型の魚との混泳には適しているが、非常に小さいため混泳相手に注意が必要。
同じように小型で温和な魚(例:ボララス・ブリジッタエなど)との相性が良い。
活発な魚や口の大きな魚とは混泳を避けるべき。
病気と対策
(比較的かかりやすい病気)
白点病
水質の悪化や低水温が原因で発症しやすく、体やヒレに白い斑点が現れる。
対策:水温を28~30℃に上げ、薬浴を行う。尾ぐされ病
水質の悪化やストレスによりヒレや尾が溶けるように腐敗する病気。
対策:水質を改善し、観賞魚用抗菌薬を適切に使用する。
増やし方
雌雄判別方法
成熟したオスは体がスリムで発色が強く、ヒレがやや長くなる。一方、成熟したメスは体がふっくらとし、やや淡い体色をしている。繁殖方法
繁殖には専用の繁殖水槽を用意し、pH4.0~5.5の極端な弱酸性環境を整える。
水温を26~28℃に調整し、産卵床として細かい水草やマジックリーフを用いる。
産卵後は親魚を別の水槽に移し、卵を光から守る必要がある。
注意点
極端な軟水・弱酸性を維持することが重要で、水質管理には特に注意が必要。
大型の魚と一緒に飼育するとストレスを感じやすく、単独または同サイズの魚との混泳が望ましい。
輸送時のストレスに弱く、導入直後は慎重に水合わせを行うことが必須。
トゥッカーノ・テトラは、南米の熱帯雨林に生息する「オニオオハシ(トゥッカーノ)」の名を冠した珍しい魚で、その鮮やかな模様が特徴的です。極端な弱酸性の水を好むため、一般的な熱帯魚よりも飼育難易度が高いですが、その分魅力的な姿を楽しむことができます。特にブラックウォーター環境での発色は格別で、こだわりのあるアクアリストに人気があります。
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