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ブラックテトラ

落ち着いた黒灰色の体色と、縦に入る2本の黒いラインが特徴的な小型熱帯魚です。成長するにつれて黒みがやや薄くなり、銀灰色の上品な色合いへと変化します。丈夫で適応力が高く、初心者にも飼育しやすい魚種として知られています。


学名
Gymnocorymbus ternetzi


生息地・原産地
南米パラグアイ川やグアポレ川流域に生息し、流れの穏やかな水域や水草の多い環境を好みます。


サイズと寿命

  • 体長:最大約5cm

  • 寿命:4~6年


飼育環境

  • 水温:22~28℃

  • pH:5.5~7.5(弱酸性~中性を好む)

  • 硬度:3~12

  • 水槽サイズ:30L以上の小型水槽で飼育可能。10匹以上での群泳がおすすめです。

  • その他:水草を多めに配置すると、リラックスした行動を観察できます。


餌と給餌

  • 人工飼料:フレークや小粒のグラニュールが適しています。

  • 補助餌:冷凍ブラインシュリンプやミジンコを与えると、体色がより鮮やかになります。

  • 頻度:1日1~2回、少量ずつ与えます。


性格と混泳

  • 基本的に温和ですが、好奇心旺盛で、ヒレの長い魚(ベタやエンゼルフィッシュ)のヒレをついばむことがあるため、混泳相手に注意が必要です。

  • 同種間で軽いじゃれ合いを見せることがありますが、攻撃的ではありません。

  • 他の小型熱帯魚とは問題なく混泳可能です。


病気と対策
(飼育時に気を付けたい病気)

  • 白点病
    水質の変化や低水温が原因で発症しやすく、体やヒレに白い斑点が現れます。
    対策:水温を28~30℃に上げ、塩浴または薬浴を行います。

  • 尾ぐされ病
    ヒレが溶けるように腐敗する病気で、水質の悪化やストレスが原因です。
    対策:水質を改善し、観賞魚用抗菌薬を使用します。


増やし方

  • 雌雄判別方法
    成熟したオスは体がスリムで体色が濃くなります。一方、成熟したメスは丸みを帯びた体型で、腹部がふっくらとします。

  • 繁殖方法
    繁殖には専用の繁殖水槽を用意し、pH5.5~6.5の弱酸性環境を整えます。
    水温を24~26℃に調整し、水草や流木を産卵床として設置します。産卵後は親魚を別の水槽に移し、卵を光から守る必要があります。


注意点

  • ヒレの長い魚(グッピーやエンゼルフィッシュ)との混泳には注意が必要です。

  • 水質が悪化すると黒い体色が薄くなることがあるため、水換えは定期的に行いましょう。


ブラックテトラはシックな体色を持ち、他のカラフルな魚と組み合わせることで水槽内のバランスを取ることができます。幼魚のうちは体色が濃い黒ですが、成長するにつれてグレーがかった落ち着いた色合いへと変化するのが特徴です。改良品種として「ロングフィンブラックテトラ」や「ゴールデンブラックテトラ」なども流通しています。


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