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カボンバ

日本では有名な水草であるカボンバは、その繊細な羽毛状の葉と成長の早さで、多くのアクアリウム愛好家に親しまれています。特に Cabomba aquatica(アクアティカ) は、観賞用として人気が高い種類で、鮮やかな緑色の葉が水槽内に自然な柔らかさを加えます。同じカボンバ属には Cabomba caroliniana(カロリニアナ) もありますが、こちらは日本では特定外来生物に指定されており、輸入や販売が禁止されています。一方で、アクアティカは合法的に輸入・栽培が可能な安全な選択肢です。


特徴

  • 学名: Cabomba aquatica

  • 和名: アクアティカ(和名は特に定着していません)

  • 葉の形状: 繊細な羽毛状の葉が茎に沿って放射状に広がります。鮮やかな緑色の葉が特徴で、水流に揺れる姿が美しいです。

  • 成長速度: 中~速い成長速度。環境が整うと短期間で繁茂します。

  • サイズ: 茎の長さは30~70cm程度。中型から大型水槽に最適です。


Cabomba caroliniana との違い

  • 規制状況:

    • Cabomba aquatica: 日本で合法的に輸入・栽培・販売可能。

    • Cabomba caroliniana: 日本の自然環境に定着し問題を引き起こしているため、外来生物法により特定外来生物に指定され、輸入や販売が禁止されています。

  • 生育環境:

    • Cabomba aquatica: 南米の静かな水域に自生し、日本では水槽内でのみ栽培可能。

    • Cabomba caroliniana: 北米から南米原産で、日本では野外に広がりやすく、生態系に悪影響を与えています。

  • 外観:

    • アクアティカの葉はより繊細で、水槽内での管理がしやすい一方、カロリニアナの葉は厚みがあり、繁殖力が高いです。


育成方法

基本条件

  • 光量: 中光~高光で育成可能。高光量環境では葉の密度が上がり、鮮やかな色彩を維持します。

  • CO2添加: 必須ではありませんが、添加すると成長が促進されます。

  • 水質:

    • pH: 6.0~7.5(弱酸性~中性)

    • 硬度: 軟水~中硬水が適しています。

    • 温度: 22~28℃

栄養管理

  • 液肥の追加が効果的です。カボンバは主に水中から栄養を吸収しますが、底床をソイルにすることで環境の安定性が向上します。

管理とトリミング

  • 成長が速いため、定期的なトリミングが必要です。

  • 切り戻した茎を差し戻すことで、新たな株を簡単に増殖できます。


豆知識

  • 日本での安全な選択:
    Cabomba aquatica は日本の水槽内での育成に適した安全な種類であり、環境影響を心配することなく楽しめます。

  • 生態的価値:
    繊細な葉が小型エビや稚魚の隠れ家として最適で、アクアリウム内の生態系を豊かにします。


注意点

  • 光量が不足すると、茎が徒長して下葉が落ちることがあります。

  • 藻類が葉に付着しやすいため、水流と水質の管理が重要です。

  • 急激な水質の変化に弱いため、安定した環境を維持してください。


Cabomba aquatica は、日本の水槽内で合法的かつ安心して育てられるカボンバ属の一種です。その繊細な羽毛状の葉と成長の早さで、初心者から上級者まで楽しめる水草です。同じカボンバ属の Cabomba caroliniana とは異なり、日本の法律に則った安全な選択肢として、アクアリウムに華やかさと柔らかさを加えます。


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