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ボララス・ミクロス・レッド
ボララス・ミクロス・レッドは、タイ南部原産の極小熱帯魚で、最大でも1.5~1.8cmほどの小型種です。日本市場では今でも「ボララス・ミクロス・レッド」として流通していますが、学術的には2011年に Boraras naevus として正式に分類された種 です。
体側には特徴的な黒いスポットがあり、特にオスは体色の赤みが強く、ブラックウォーター環境ではより鮮やかに発色します。水草レイアウト水槽との相性が良く、群泳させることでより美しい姿を楽しめます。
学名
Boraras naevus(正式な分類名)
生息地・原産地
タイ南部のスラートターニー北部やターピー川流域の湿地帯や流れの緩やかな小川に生息。
ブラックウォーター環境に適応し、落ち葉が堆積した弱酸性の水域に多く見られる。
サイズと寿命
体長:最大約1.5~1.8cm
寿命:3~5年
飼育環境
水温:22~28℃
pH:5.0~6.8(弱酸性~中性)
硬度:1~6°dH(軟水)
水槽サイズ:20cm以上の小型水槽でも飼育可能
その他のポイント
極小サイズのため、他の小型魚との混泳が理想
ブラックウォーター環境を再現 すると発色が向上し、より美しい赤色を楽しめる
群泳を好むため、5匹以上での飼育が推奨
小型のため、フィルターの強い水流は避ける
餌と給餌
人工飼料:極小サイズのフレークやパウダー状の餌を好む
補助餌:生き餌や冷凍アカムシ、ブラインシュリンプ、ミジンコなどを与えると発色が向上
頻度:1日2回、少量ずつ与える
性格と混泳
温和で群泳を好むため、5匹以上の群れでの飼育が推奨
他の小型魚(ラスボラ・エスペイ、ボララス・マキュラータ、ミクロラスボラ類など)との混泳が可能
活発な魚や大型魚とは相性が悪く、混泳には注意が必要
病気と対策(比較的かかりやすい病気)
白点病
症状:体表に白い点が現れる
原因:水温の低下やストレス
対策:水温を26~28℃に上げ、塩浴や専用薬剤を使用
細菌性感染症(体表の赤み・ただれ)
症状:体表が赤くなり、ただれるような症状が見られる
原因:水質の悪化やストレスによる免疫低下
対策:水質を改善し、観賞魚用抗菌薬を適切に使用
増やし方
雌雄の識別方法
成熟したオス:体色がより赤みを帯び、スリムな体型
成熟したメス:腹部がふっくらとしており、体色がやや淡い
繁殖方法
産卵は水草(水面に浮くタイプやウィローモスなど)を配置した環境 で行われる
水温を26~28℃、pH5.0~6.5の環境に調整すると繁殖が促される
親魚は卵を食べることがあるため、産卵後に親魚を別の水槽へ移すのが望ましい
稚魚は孵化後1~2日で泳ぎ始め、インフゾリアやブラインシュリンプで育てる
注意点
単独飼育は避ける:ストレスを感じやすく、群れでの飼育が推奨される
水質管理を徹底する:ブラックウォーター環境が適しており、水質の急変に弱い
餌のサイズに注意:口が小さいため、大きな餌は食べにくい
ボララス・ミクロス・レッドは、ボララス属の中でも特に赤みが強い個体群 として知られています。本来のボララス・ミクロスと比べ、より鮮やかな発色を楽しむことができます。
また、本種はかつて「ボララス・ミクロス」と同一種とされていましたが、2011年に Boraras naevus として正式に分類されました。ただし、日本では今でも「ボララス・ミクロス・レッド」として流通しており、購入時には学名に注意する必要があります。
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