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ブルーデンプシー

ブルーデンプシーは、ジャックデンプシー (Rocio octofasciata) の改良品種 で、鮮やかな青色の体色が特徴的なシクリッドの一種です。光沢のあるブルーのスポットが全身に広がり、観賞価値が高いことで人気があります。

その名前は、アメリカの元ボクシング世界ヘビー級王者ジャック・デンプシー に由来し、力強い性格を反映しています。


学名

ブルーデンプシーは改良品種のため、正式な学名は存在しません。
原種であるジャックデンプシーの学名 Rocio octofasciata が参考として用いられる ことがあります。


生息地・原産地

原種であるジャックデンプシーは、メキシコやコスタリカなどの中米地域 に生息していますが、ブルーデンプシーは人工的に作出された改良品種 であり、自然界には存在しません。


サイズと寿命

  • 体長:最大約25cm

  • 寿命:7~10年


飼育環境

  • 水温:25~28℃

  • pH:6.8~7.5(弱酸性~中性)

  • 硬度:適度な硬度(中程度の軟水~中硬水)

  • 水槽サイズ:最低でも90cm以上 の水槽が推奨されます

その他のポイント

  • 底砂を掘り返す習性があるため、水草を植える際は工夫が必要(流木や岩に活着する種類が適している)

  • ろ過フィルターは、上部フィルターや外部フィルターなど強力なものを使用すると良い

  • 水質の急激な変化に敏感なため、定期的な水換えが重要


餌と給餌

  • 人工飼料:シクリッド用の高タンパクなペレットやフレーク

  • 補助餌:冷凍アカムシ、イトミミズ、小魚などの生餌を与えると成長が良くなる

  • 頻度:1日2回、食べきれる量を与える


性格と混泳

  • 性格:気性が荒く、縄張り意識が強い

  • 混泳:他種との混泳は難しく、単独飼育が望ましい

    • どうしても混泳させる場合は、同等のサイズと気性を持つ魚と組み合わせる

    • 小型魚や温和な魚との混泳は避ける


病気と対策(比較的かかりやすい病気)

白点病

  • 症状:体表に白い点が現れる

  • 原因:水温の低下や水質の悪化

  • 対策:水温を28~30℃に上げ、専用薬剤を使用

皮膚炎・細菌感染症

  • 症状:ヒレの充血やただれ

  • 原因:水質の悪化や外傷

  • 対策:水質を改善し、観賞魚用抗菌薬を適切に使用


増やし方

雌雄の識別方法

  • 成熟したオス:体色がより鮮やかになり、ヒレが長くなる

  • 成熟したメス:体型が丸みを帯び、腹部がふっくらする

繁殖方法

  • ペアが形成されると、開けた場所(岩の上など)に産卵する

  • 産卵後は親魚が卵を守るが、繁殖期には攻撃性が増すため、別水槽での繁殖が望ましい

  • 孵化した稚魚は、ブラインシュリンプや細かい人工飼料で育てる


注意点

  • ブルーデンプシーは、ジャックデンプシーに比べてやや弱く、特に水質の変化に敏感なため、水質管理が重要

  • 成長すると25cm近くになるため、大型水槽が必要

  • 混泳には不向きで、単独飼育が基本


  • ブルーデンプシーは、ジャックデンプシーの青色を強調した改良品種で、その美しい発色が最大の魅力

  • 名前の由来は、アメリカの伝説的なボクサー「ジャック・デンプシー」からきている

  • 原種のジャックデンプシーに比べ、やや気性が穏やかともいわれるが、縄張り意識は依然として強い


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