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キューピーアマゾン

キューピーアマゾン (Echinodorus grisebachii 'Tropica') は、小型のエキノドルス属の水草で、1980年代にデンマークのトロピカ社の養殖場で発見された改良品種です。そのコンパクトなサイズと美しいロゼット形状が特徴で、前景や中景のレイアウトに最適です。初心者から上級者まで扱いやすい丈夫な品種で、群生させることで自然で調和のとれた景観を演出します。


特徴

  • 学名: Echinodorus grisebachii 'Tropica'

  • 葉の形状: 矢尻形で少しぼこぼことした質感を持つ中~濃緑色の葉。ロゼット状に広がり、控えめながらも存在感があります。

  • 成長速度: 中速。適切な条件下ではランナーを伸ばし、密生します。

  • サイズ: 高さ5~10cm、横幅10~20cm程度。前景や中景に適したサイズ感。

  • 特筆点: 小型水槽から大型水槽まで幅広く利用可能で、ナチュラルな水槽デザインにぴったりです。


育成方法

基本条件

  • 光量: 中光~高光が推奨されます。高光量では葉が密に育ち、鮮やかな緑色を保ちます。

  • CO2添加: 必須ではありませんが、追加することで成長が促進され、葉がさらに健康的になります。

  • 水質:

    • pH: 6.0~7.5(弱酸性~中性)

    • 硬度: 軟水~中硬水に適応します。

  • 温度: 22~28℃が適温です。

栄養管理

  • 液肥: 鉄分や微量元素を含む液肥を追加することで、葉の健康と色彩が向上します。

  • 底床肥料: 栄養豊富な底床を使用すると、根からの栄養吸収が促進されます。


増やし方

キューピーアマゾンは以下の方法で増やすことができます。

  1. ランナーの利用:
    成熟した親株から伸びるランナーの先に子株が形成されます。子株が十分に成長したら切り離し、別の場所に植えることで簡単に増殖可能です。

  2. 自然繁殖:
    適切な環境を整えると、自動的にランナーが広がり、群生した前景が形成されます。


採集地と背景

キューピーアマゾンは改良品種で、自然界には存在しません。1980年代にデンマークのトロピカ社の養殖場で偶然発見され、以降、商業的に広まりました。原種である Echinodorus grisebachii は南米を原産とし、湿地や浅い川沿いに自生しています。


主な用途と魅力

レイアウトでの活用

  • 前景・中景: コンパクトな葉が自然な雰囲気を演出し、群生させることで奥行き感を与えます。

  • アクセント: 他の水草と組み合わせることで、落ち着いた美しさと調和の取れたレイアウトを作り出します。

魅力

  • 小型で控えめなデザインながら、水槽全体の調和を保つ重要な役割を果たします。

  • 育成が簡単で、初心者でも失敗しにくい水草です。

  • 成長速度が程よく、レイアウトの管理が容易です。


注意点

  • 光量不足: 光量が不足すると葉が間延びし、密度が低下する場合があります。

  • 栄養不足: 鉄分や微量元素が不足すると、葉が黄ばんでしまうことがあります。

  • ランナーの管理: 群生しやすいため、適度に間引きやトリミングを行うと美しいレイアウトを維持できます。


キューピーアマゾン (Echinodorus grisebachii 'Tropica') は、前景や中景に最適なコンパクトなエキノドルス属の水草です。その発見から商業化に至るまでの背景や特性から、初心者から上級者まで幅広いアクアリストに愛されています。自然なロゼット形状と育成のしやすさで、水槽レイアウトに欠かせない存在です。


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