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日本の財政はオワオワコン

※この記事は私のX(twitter)に書き込んだポストにちょっとした手直しをしたものです。なのでXで同じような書込みを見つけても「パクリだ」などという早とちりを起こさないようお願い申し上げます。

 積極財政派とか極端な円安が好きな人って、この地球に日本しか国無いと思ってる? 世界中には200以上の国と地域があるし、日本は資源小国だから外国から商品が入って来なくなるとまずい。日本円が極端に安くなったら海外のものが極端に高くなるんだけど、まあ連中のおつむの出来じゃ絶対理解できないんだろう。

 その解決策()として「日銀が円を無限に擦れいい」「国民に配ればいい」「日銀が国債を引き受ければいい」とかいう頭をかしげたくなることいってる。今まで散々各所で議論が戦わされてきたから、あまり詳しくは語るまい。ただ一つだけ言えば、歴史が証明してる。中銀が国債の大々的な引き受け手になって財政が健全になれた国なんてない。もしあったら小国を除いて教えてくれ(言わずもがな、日本は最近は落ち目だがそれでも世界有数の経済大国である)。

 おそらく積極財政派って、氷河期世代やそれに感化された連中が多いと思うんだけど、連中は不幸にもバブル崩壊後に就職難が重なっていろいろ仕事探しで苦労した。で、今はバイトなどで食いつないでる奴ら多いわけなんんだが、そんな前にこんな人参が吊り下げられたとする。

「積極財政」「国の借金に問題ない」「国の借金は国民の資産」「いくらでもカネを擦れば問題なし!」

はてさて……彼らはどう反応するか?

 間違いなく、釣り人が垂らした餌に魚がパクっと食いつがごとくそれらに引き寄せられるよね。つまり「日本の財政大丈夫だ論」は溺れるものが掴む藁なんだよ。この手の間違った言論がインターネットで跳梁跋扈しやすいのは、ネットをよくやる世代の中で氷河期世代が一番多いから。リアル世論をミスリードするのは団塊の世代であるのと同じで、ネット世論は氷河期世代がミスリードしてる。

 まあどの道日本の財政赤字は第二次世界大戦当時を上回っているので、遅かれ早かれ破綻する。その時に氷河期世代を中心とする「日本は財政破綻することはない」信者にがんばってもらって、とっとと国の懐を吹き飛ばさせて、その責任を連中に押し付ければいい。ちょうど二次大戦後、戦争責任を陸軍に押し付けたようにね。

 氷河期世代は、多分経済・財政総力戦の敗戦の戦争犯罪世代として、末永く罵詈雑言を投げかけられるでしょう。まるで戦前に太平洋戦争を戦った軍人が、戦後手のひらを返したかのようにつばを吐きかけられたかのように。まあネットで好き勝手嘘(日本は財政破綻しない=日本は神国だから鬼畜米英に負けることはない)と唱えているんだから、その報いくらい甘んじて受けるべきだろう。

 ……氷河期世代とそのシンパ以外で、一人だけ、円安を歓呼の嵐で歓迎している存在がいたわ。日本政府だ。円安が進めば、日本人の持ってるドル建て資産の価値が上がる。そうすれば円建ての借金が減る。つまり日本政府は円安を大きく是正するつもりはない。その方が自分らにとって都合外から。それにインフレが起これば、政府の財布に入ってくる税収も上がる。

 日本だって一応は民主国家なのであまりに物価が上がりすぎれば国民から不満が出て、為替介入などで円の価値を一時的的に上げることくらいはするだろう。実際今まで何回もその手を使っている。しかしそれはあくまでも「アリバイ作り」もしくは「時間稼ぎ」。

 円安に誘導するにはいくらでもタマがある(日銀が円をすればいい)が円高に誘導するには、持ってる外貨を売り払わなくてはならず限度がある。まさか日銀がニセの外貨すって介入するわけにも行くまい? 日銀の外貨(主に米ドル)のタマはここのところ使い込み気味で、もう200兆円切ってる。このままの調子で円安が進み、その都度「日銀砲」を撃ってたら、いずれ対策が尽きる。その時が本当に日本円の終わりだろうね。そうなったらいよいよ巷で噂されてる預金封鎖・財産税やハイパーインフレが現実的になってくるかもね。

 それに日本はアメリカの属国だ。あまりやりすぎるとご主人様から怒られてしまう可能性もある。「ドル安で米国の輸出産業に活気を!」と主張しているトランプが大統領に賽銭すればなおさらだろう。いずれにしろ、もう円防衛の手段はそう潤沢にあるわけではないということだ。

 あとこれは自分の勝手な憶測だが、某昔の自民公認で参議院銀選挙に出馬したんだが、政治?パーティーで碇ゲンドウのコスプレをして当時の自民党幹事長から怒られたM橋T明という某積極財政派は、広義の外貨建て資産沢山持ってると勘ぐってる(あくまで私見。把握している限り根拠なし)。お前ら積極財政派は、M橋や株屋(円安であれがあるほどドル建ての資産が上がる富裕層)に騙されたんだよ。いい加減目を覚ませ。まあ「その時」が来るまで彼ら「積極財政派」は妄想世界の中に行き続けるんだろうけど。本当にご愁傷さま。



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