よぼよぼ爺さんの免許更新【ん？ホントに更新？え？】

昨日、
自動車免許更新のため
免許センターに行ってきた。

更新料を払い適性検査(視力など)の
検査に並んだ時のときのこと

私の目は点になった。

私の前には肩を支えられながら歩く老夫婦がいた(おそらく80～90歳)。

奥さんは背筋が曲がり
旦那さんは1人で真っ直ぐ歩くことも
出来ていない。

これはどちらの免許更新なのか？

後ろに並んでるだけで不安が募る。

視力検査目前になり奥さんが言う
奥さん「あんたメガネは？」
旦那さん「おれはメガネがなくても見える」
奥さん「そうか」

いや？
「そうか」ではない。

メガネのやり取りが必要な時点で
裸眼では検査が通らなさそうである。

そこで旦那さんの
免許更新ということが確定した。

検査がたまたま老夫婦の後ろになったので
そのまま検査の様子を眺める。

検査台を覗くとき付き添いの
奥さんが離れる。

覗くだけで足がブルブルしている。

検査員「切れ目のある方を教えてください」
旦那「うーん下？うーん…上？」
ガチャッガチャッ
切り替わる音が周囲に鳴り響く…

うん。
全くもって見えてない。

やはりメガネが必要みたいだ。

奥さん「ほら！メガネが必要だったじゃない！」
旦那さん「いつもは見えてるんだ！」

お願いだから
そこで喧嘩しないでくれ…。

後ろがとんでもなく詰まっている。

このままではラチがあかず
一旦退出させられていた。

フラフラと支えられながら出ていく老夫婦。

生きていく中で
あんなに寂しげな背中を
なかなか見ることはできないだろう。

その後、老夫婦を見たものはいない。

～fin～

…
…
……。

いやいや！
一人で真っ直ぐ歩けてないレベルで
免許更新くるなってw

お願いだから返納してくれ🥺

周りの警察もなぜ止めん？
止める権利が〜とでも言うのか？

これだから高齢者の事故が減らないんだな…

自分の親にはしっかりと時期を見計らって
返納するようにしてあげたいね。

そして免許講習を受けて
無事に更新は完了だ。

～2度目のfin～